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優秀な人材獲得につながる採用手法! “タレントプール”って何?

18.06.28 |

近年、採用方法の1つとして“タレントプール”を導入する企業が増えてきました。

これは、従来の人材紹介や求人広告などを活用した採用方法とは異なり、採用にマーケティング要素を取り入れた新たな採用方法だといえるでしょう。

今回は、このタレントプールについてご紹介しながら、優秀な人材を獲得していくための戦略について考えていきます。

タレントプールとは?

将来、自社の採用候補となり得る優秀な人材をデータベース化しておくことを“タレントプール”といいます。
採用を行う過程において、優秀な人材ではあるものの、採用人数の関係上、内定が出せなかったり、内定を辞退されることもあるでしょう。
企業としては、“機会”などを理由にこのような優秀な人材を手放してしまうのは、とてももったいないことだといえます。

そこで、こうした“採用機会の喪失”を防ぐ解決手段として、“タレントプール”が活用され始めているのです。

具体的には、自社に適した人材をデータベース化し、定期的にコンタクトを取っておくことで、次回求人を行う際、直接求人の案内を行い応募を促すことができます。

【タレントプールのメリット】
・採用にかかるプロセスや手間、時間の削減
・人材紹介会社への依頼費や求人広告費の削減
・データベース化した候補者同士を比較し、より優秀な人材を見つけることができる


タレントプールを活用するには……

(1)候補者データの構築

まずは、新卒・中途採用の選考過程において、採用基準を満たす候補者をすべてリスト化します。

このとき、経歴・スキル・面接者の評価のほか、登録者とのやりとりの履歴などすべての情報を蓄積していくことが重要です。

さらに、リスト内でランク付けをすることで、接点を持つべき優秀な人材を効率的にピックアップすることができます。

また、個人が職歴などを掲載できるビジネス特化型のSNS『LinkedIn(リンクトイン)』などを活用し、自社に適した方に積極的にメッセージを送り、人材をプールすることもおすすめです。

(2)定期的に連絡を取り続ける

タレントプールにおいて最も重要なのは、候補者が自社への関心を失わないよう、繋がりを持ち続けることです。具体的には、以下の方法が考えられます。

・業界や職種に関する勉強会を開催
・社員との交流会を実施
・候補者のみが閲覧できるSNS上のグループやブログへの記事投稿
・自社情報を載せたメール配信

勉強会や交流会などのイベントを実施することで、候補者との繋がりを深められるだけでなく、新たな人材の発掘や選別を行うこともできます。

また、コンスタントに連絡を取ることで、就業状況など登録者の情報をアップデートしていくことも可能です。

プールしている人材は、競合他社も獲得を狙っている可能性があります。
イベント招待や情報発信を行う際には、“自社の魅力”と“会社側が登録者のキャリアに興味をもっていること”をしっかりアピールできる内容にするとよいでしょう。



企業成長のための人的資源熟考

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