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平日17~19時台が狙い目! 業界注目の『ピット飲食』とは?

18.07.06 |

『働き方改革』により早めに仕事を切り上げ、頭を切り替えるためにカフェや駅ナカ・駅近の飲食店での夕方2時間の“お一人様利用”人口が増加。そこに目を向けたビジネスが広がっているようです。

今回は、飲食業界注目のキーワード『ピット飲食』についてご紹介します。

夕方は仕事とプライベートを切り替える時間

人材派遣大手が発表した2018年のトレンド予測にも登場した『ピット飲食』。
レーシングカーが素早く給油する“ピットイン”と“飲食”を掛け合わせた造語で、短時間に気分転換することを目的とした飲食のことです。

仕事のあとに保育園へ子どもを迎えに行く親をはじめ、習い事や副業など、さまざまな時間を過ごす人に人気を得ています。
ほんの1~2時間というスキマ時間を使って、頭の切り替えをする。
そのために求められるのは、職場から次の目的地へ行く間の便利な場所にあること。
そして最大の特徴が、一人または少人数でくつろげる空間であることです。
リラックスできるソファがあったり、静かなBGMが流れていたりと、店側の工夫が集客を大きく左右します。
気軽に利用できるファストフードとは違い、ピット飲食にはそんな上質さが求められるのです。


『ピット飲食』で利益を得るための秘策とは?

次の目的地へ行く前に、軽めの夕食をとって気分転換をするピット飲食ですが、メニューの工夫も必要です。
例えば、『ハッピーアワー』と称して17時~19時はドリンク代を安くするカフェやバーもすでに増えています。
短時間でお酒と夕食を楽しむ人、一方ではテーブルに資料などを広げて勉強する人もいます。
そうした使い勝手に合わせたメニュー展開が求められるのです。
また、自宅へ戻る前にスマホを使ってやりたいことを済ませたり、パソコンで作業をする人もいるでしょう。
そういった目的の人をターゲットにする場合は、電源やWi-Fiを使える環境を整える必要性も出てきます。
早い時間に開店することで人件費や光熱費がかさんでしまうことも考えられるため、営業改革も欠かせません。
ランニングコストなどを見直して効率化を図り、夕方の集客を狙った商品展開が売上アップのカギとなりそうです。

ピット飲食は2018年のトレンドワードとはいえ、今年だけの傾向ではなく、今後もますます重要視されていくでしょう。

時流に乗って、私たちの暮らし方はどんどん変化していきます。
飲食店は、料理や価格の工夫だけでなく、時代の需要を素早くキャッチして臨機応変に対応していくことが重要なのです。


繁盛飲食店のヒット商法最前線

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