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自由診療の提案に欠かせないのは治療メニューの「見える化」

17.03.02 |

自由診療は、患者さん個人の状態に合わせたきめ細かい治療を、納得がいくまで受けられるというメリットがあります。 
クリニックにとっても、自由診療は料金を任意に設定できるので、利益が上がりやすく、料金に見合った医療技術を提供できるのが利点です。 

「自由診療のメリットを患者さんに説明しても、あまり聞いてもらえない」 
このようなため息をつく先生は少なくありません。 

それはなぜか。患者さんに医療に関する知識がないからです。 
医師がいくら熱心に説明しても、その価値を理解できず、うんざりしてしまうケースが珍しくありません。 
そこで推奨したいのが、治療メニューを「見える化」することです。

多くの場合、自由診療を提案するときは、医師が説明をして、患者さんはそれを一方的に聞くということになります。
そこで効果的なのは、治療メニューの見える化です。
自由診療の内容について「見る」「読む」ことのできるツールを用意して、患者さんが説明を受け入れやすい状態を整えます。 

「自由診療の内容」「イメージ写真」「メリットとデメリット」「費用」などについて簡単に説明した資料を作成し、患者さんに手渡します。そして、それを一緒に読み合わせながら説明・提案を行います。 

患者さんはその場で自由診療を受けるかどうかを決断する必要はありません。
資料を持ち帰って、じっくりと考えて、納得した上で決めることができるのです。 

資料が手元にあれば、患者さんは自由診療が自分にとって本当に必要なのかどうかを理解できるようになります。 
「この前の説明でわからないところがあるので、もう一度聞きたい」と患者さんが言ってきたら、再度ポイントを押さえて説明しましょう。
患者さんから「自由診療をお願いします」と申し出てくる可能性が高まるでしょう。 

自由診療に力を入れたいクリニックは、まずは各種資料を制作して、治療メニューの見える化を進めましょう。
患者満足度と売上がともに向上することが期待できます。 


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