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常時20種のクラフトビール&一流ホテル出身シェフの料理で連日大盛況

16.10.07 |

ビルとビルの谷間に現れる樽生クラフトビール専門店『YELLOW APE CRAFT』。

豊富なビールと料理、落ち着きのある空間など、会社帰りにふらりと寄りたくなる魅力を発揮し、12坪で月商430万円を叩き出す。

■このお店が繁盛している理由!

1.オフィス街に異彩を放つ外観&こだわりの空間で個性を打ち出す 

2.「常に新たなビールに出合える」。入れ替え制でリピーターを獲得


オフィスビルが立ち並ぶ大阪・北浜に、突如現れる一軒家のビアバル『YELLOW APE CRAFT』。そのちょっとした違和感と不思議な空気感に、近隣サラリーマンやOLが家へ向かう足を止め、興味を示す。

2012年のオープン以来、大阪のビール好きに名の知れた存在となった人気店だ。 

空間デザインは、大阪を代表するクリエイティブ集団「graf」がプロデュース。“BEER”の文字が暗闇に浮かび上がるスタイリッシュな雰囲気の外観は、シンプルでいながらも周囲のビルとは一線を画す存在感を放つ。

その反面、内装は落ち着ける空間を意識しており、まさに都会のオアシスと言えるだろう。 

同店では、国内産を中心に約20種のクラフトビールを常備している。

そのジャンルは、日本で最も飲まれているラガーを始め、ヴァイツェン、ピルスナー、IPAなどラインナップが豊富だ。ジャンルごとに数種類を揃え、樽が空くと翌営業日には異なるクラフトビールと入れ替える。

初来店客はその種類の多さに驚き、好みの味わいを探しながらグラスを重ねるケースが多いという。

そして、約2週間でビールがほぼ入れ替わるため、まだ見ぬビールに出合おうとリピートするお客が後を絶たない。 

料理は、神戸のオリエンタルホテルや大阪の堂島ホテルなど、一流ホテルで腕を磨いた塩田朝基氏が担当。

おつまみ系からパスタなどの食事系まで揃え、仕事帰りのちょい呑み客からしっかり食事とビールを楽しむお客まで幅広く利用されている。

塩気や辛さ、香りにひと工夫を加えた、ビールと相性抜群のフードメニューが評判だ。 

創業4年目を迎えた同店。多くのファンを獲得している理由には、空間、クラフトビール、フードと、そのすべてにお客を楽しませる工夫が散りばめられているからだろう。


繁盛飲食店のヒット商法最前線 


【記事提供元】
近代食堂2016年10月号(旭屋出版)

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