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ビッグひな祭り・・・安達です。

17.03.08 | 職員通信1

確定申告の提出期限まであと1日になりましたが、うちの事務所では、ご依頼を受けた確定申告は「2月中に申告する!」との方針のもと、なんとか今年も2月中に提出することが出来ました(汗)

確定申告が終わると、一気に春が来たような気分になります。ようやくゆったりとした気分で週末を迎えられるようになったので、またまた運転好きの主人とドライブに。
季節は3月。どこか良いお出かスポットはないかとネットで調べてみると、千葉の勝浦で「ビッグひな祭り」というイベントがやっているとの情報を見つけました。

ビッグひな祭り…。
何がビッグなのかと申しますと、文章で語るより写真を見て頂ければ一目瞭然でしょう。
凄まじい数のひな壇、凄まじい数の人形、そして長~いひな壇の最上段にいるお内裏様とお雛様の大きさも、
通常のお人形と比べればかなりビッグサイズです。

子供の頃、家でも毎年雛人形は飾っていました。
しかも7段もある立派なやつです。お爺ちゃんとお婆ちゃんが奮発して買ってくれました。
お友達のお家にあるひな壇はどこも大体2~3段ほど。
それ比べてうちのひな壇は8畳間を占領するほど大きくて立派だったので、遊びに来た友達に見せるのは実は密かな自慢でした。

しかし、勝浦のビッグひな壇の前にはそんな自慢もへったくれもありません。
三人官女は3人どころの騒ぎではありません。いったい何人いるのか、数えようとも段数が多くて上の方は良く見えません。
五人囃子(バヤシ)なんてもっと大勢で、本当に演奏ができたならさぞかし賑やかだったでしょう。


この勝浦市のビッグひな祭り、元々は春を呼ぶイベントとして、徳島県の勝浦町で始まった「阿波勝浦ビッグひな祭り」が起源なんだそうです。

家庭で飾られなくなったひな人形をたくさん集め、華やかに飾り付けたことから始まったお祭り。
そして、「勝浦」という地名が縁だったのでしょうか、千葉県の勝浦市でもビッグひな祭りは開催される事となり、徳島県勝浦町から雛人形がプレゼントされたそうです。

勝浦駅を始め周辺の商店街、はたまた一般のご家庭でも、待ちゆく人の目につくところに、ありとあらゆるところで雛人形を飾ってあります。
自宅の外階段をひな壇に飾り付けてしまったところもあれば、ひな祭りとは縁遠そうにみえるバイク屋さんの軒先にも、かわいらしい吊るし雛が飾ってあったりします。
ひな壇

あるお店には店主の方が手作りしたのでしょうか、今旬な有名人をモデルにした変わり種ひな人形(?)をかざってあるお店もありました。 
変わったひな壇

ちなみにこの変わり種雛人形のお内裏様。これはきっと東進ハイスクールで有名な林修先生でしょう。
偶然このビッグひな祭りを見に行く数日前、林先生がテレビでひな祭りの豆知識を話していました。

お内裏様って大体ひな壇に向かって左側に座ってますよね。そしてお雛様は向かって右側。
この並び方って本当にこれで正しいのでしょうか?

お内裏様は左、お雛様は右、この並び方で飾られているひな壇の事を「関東雛」と呼ぶんだそうです。

しかし、実際に昔の人は男女が公の場などで並んで座る際、
向かって左が女性で向かって右が男性としていたようなんです。

ではなんで関東雛は逆なのか。
江戸時代が終わり、明治以降西洋との交流が増えていく中で、大正天皇が即位式の際、西洋のスタイルに合わせて天皇陛下が左に、皇后陛下が右に立たれた事からこの風習が広まり、雛人形もそのような並びになったとされています。

それに対し、伝統を重んじて旧来の日本スタイルの並び方のひな壇は「京雛」と呼ぶんだそうです。

さらに、今までお殿様である男雛の事を「お内裏様」と呼んでいましたが、この呼び方も実は間違い。
「お内裏様」というのはお殿様とお姫様の2人をさした呼称だそうです。

ひな祭りって結構奥が深いですね。

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