税理士法人ユリウス

おすすめ本のご紹介(春)

17.04.17 | コラム

新年度になり、新しい人間関係を築く機会も多いと思いますが、みなさんはコミュニケーションで気を付けていることはありますか?
コミュニケーションに関する本は世の中に溢れていますが、今回は少し違った視点での本のご紹介です。

みなさんは東田直樹さんをご存知でしょうか。
NHKでも特集が組まれたことがあり、彼の著書は世界中で翻訳されています。
東田さんは自閉症です。ですが、文章で自分の気持ちを伝えることができます。

東田直樹;自閉症の僕が飛び跳ねる理由(角川文庫)
(amazon HP)

彼の素晴らしいところは、自分の伝えづらい感情を言葉にしたことです。
たとえ自閉症でない方々でも、「なんとなくもやもやした気持ち」を相手に伝えることは難しいのではないでしょうか。
この本は比較的どの言語でも優しい言葉で書かれているので、外国語の勉強としても最適であると思います。


同じような関係でもう一冊。

ダニエル・タメット;僕には数字が風景に見える(講談社) (amazon HP)

タメットさんは11の言語を操り、暗記においても高い能力を持っています。
彼の本で面白いことは「共感覚」についての説明があることです。
実は私も共感覚を持っているのですが、なかなか人に説明ができません。
共感覚は広告・環境デザインの分野で大きな役割を果たすと思います。


最後に、第一印象を決めるのはなんでしょうか。
笑顔よりも、私は見た目ではないかと思います。
「人は見た目が9割 / 竹内一郎(新潮社)」という少し前に流行った本、ではなく、こちらの本をお勧めします。

ダニエーレ・タマーニ;SAPEURS the Gentlemen of Bacongo (amazon HP)

「サプール」という言葉をご存知でしょうか。
アフリカ、コンゴ共和国のバコンゴ地区にいる「エレガントであることに全てを捧げる」男性のことです。
彼らは服のために働きますが、それだけではなく、紳士としての振る舞いも身に着けます。
彼らはいつでも憧れの対象であり、その自覚があります。
服装、そして振る舞いのルールもとても面白いので、ぜひ春にクローゼットの中身を変えたいと思っている人にお勧めの一冊です。
(山田)

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