税理士法人ユリウス

終活、ということについて考える

17.07.21 | コラム

週刊誌の『週刊朝日』が平成21年に造った言葉ということですが、今では広く知られることとなりました。
元々は葬儀やお墓の準備についてを指す言葉でしたが、今では幅広い意味で使われているようです。

終活という言葉から考えられることは大きく分けて3つに分かれると思います。

 ・葬儀、延命治療を行うかどうか、お墓等の”終末”への希望
 ・相続、財産分与、身辺整理をすること
 ・人生の終わりを考えることによって、今をより良く、自分らしく生きること

今では終活カウンセラー協会や、大手通信教育でも終活アドバイザーという講座があるそうです。
エンディングノートという言葉も一般的になってまいりましたね。
遺言状を作成するにあたり、本人に認知症がないことを証明する会社も存在します。

さて、メルマガの前書きで登場した、所長とのお葬式の話ですが、
今では葬儀の時に個人が好きだった曲をかけたり、墓石を好きな形にしたりすることができます。
(しかし、JASRACでは業者の営利行為に当たるとして課金対象にしています。こちらに関してはまた違うお話なので機会があるときに)

終活を考えるとき、意外と考えなくてはならないことが多く驚きました。
まず「パソコンの中にある絶対に見られたくないデータ」はどうやって削除するのか。
こちらについてはフリーソフト「死後の世界」(DLサイト)
のような対策ソフトがたくさんあるようです。
私の場合は、スマートフォンをすぐさま初期化したいと思っております。 

そして私には大した財産はないのですが、私が所有している楽器たちは売るのか・取っておくのか・特定の誰かに譲渡するのか。
絶版となった本の行先や、物の整理。また、延命治療をするのかどうか、臓器提供は?葬儀の希望は?
自分が死んだことを伝えてもらいたい人々は、、などなど、
たかだか30年ほどしか生きていませんが、考えてみると意外と作業量が多いな、、とうんざりしてしまいました。
それよりも、両親に元気なうちに勇気を出して葬儀の希望などを聞いてみるのも必要かと思いました。

親しい人の死は耐えられないものがありますが、お盆ということで、
故人、そして自分のことをゆっくり考えてみるのもいかがでしょうか。

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