✕南青山会計STUDIO

第29回 電子マネー、クレジットカードの売上はいつ?

14.06.01 | 店舗経営のすゝめ!

店舗オーナー:消費税が8%になってから電子マネーやクレジットカードの支払いが増えました

税理士:皆さん小銭が増えるのが嫌なのですね

店舗オーナー:そうみたいです。最近では、外出する時は電子マネーのカードとクレジットカードしか持たないという人もいるみたいです

税理士:となると、「現金しかダメ」というとお客さんが来なくなってしまうのですね

店舗オーナー:カード手数料の負担は仕方ないですね

税理士:カード会社に支払うカード取扱手数料の負担のことですね?

店舗オーナー:うちは売上金額の3%ですけれど、お店によって手数料率が違うみたいですね

税理士:ところで、これら電子マネーやクレジットカードによる売上は、どのタイミングで売上計上していますか?


店舗オーナー:「どのタイミング」といいますと?


税理士:電子マネーやクレジットカードでの売上の場合、入金されるのは何日か後ですよね?


店舗オーナー:そうですね


税理士:お客様にサービスを提供した時に売上としているか、何日か後にカード運営会社から入金された時に売上としているか、という質問です

店舗オーナー:カード会社からの入金時に売上としていますね

税理士:それは注意が必要です。売上にするタイミングは、入金時でなく、お客様にサービスを提供した時となります。飲食店であれば、お客様が食べた時、サービス業であれ
ばお客様にサービスを提供した時、小売業であれば、商品を渡した時です


店舗オーナー:そうなのですか。では、実際にお金の入金がなくても売上とするのですね


税理士:そうです。「売り上げたけれど、入金がまだ」という状態を「売掛金」とか「未収入金」として帳簿に記録しておくのです


店舗オーナー:なるほど、そして入金があった時に、その売掛金や未収入金の記録を消すのですね

税理士:そのとおりです。入金時に売上とすることを「現金主義」、お客様にサービスを提供した時に売上とすることを「発生主義」と言いますが、税金の申告の際には「発生主義」で計算しなくてはなりません

店舗オーナー:では、現金主義で売上を計上していたらどうなるのですか?

税理士:発生時と入金時が決算期をまたいでいたら、売上の申告漏れということになります


店舗オーナー:税務署から追徴課税されるということですね?

税理士:そのとおりです


店舗オーナー:税務署と聞いただけで怖いです(笑)。しっかりと発生主義に改めたいと思います!


本日のポイント!

1)クレジットカード等の手数料は、店舗や業種によっても手数料率が異なります。周囲の店舗等と情報交換をしてみることをおすすめします

2)クレジットカード等の売上は、発生主義で計上しなければならない

3)売上に関する発生主義とは、入金の有無に関係なく、お客様に食べさせた時、サービスを提供した時、商品を渡した時に売上を計上することをいう

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