TFSグループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

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本物の『マネジメント(経営)』って!?---今月のメッセージ(5月号)

14.05.30 | 【バックナンバー】山崎泰の月刊メッセージ(2014年5月まで)

2011年5月9日01:07:00

本物の『マネジメント(経営)』って!?

4月中旬、統一地方選挙の合間を縫って、北海道に視察に出かけました。

目指した先は、江別市と札幌市。 
あのマクドナルドなど従業員10万人以上の大企業はじめ、全国でなんと46万人の給与計算業務を一手に請け負っている、日本最大手の給与計算会社。

東京と札幌で効率的に業務分担をして、5,000社、55万人の社会保険・労働保険手続きを代行する最大手の社会保険労務士事務所。通常、一人の社労士が担当できるのは40社が限界といわれるなか、一人で150社まで担当できる体制を構築したシステム。 
北海道の企業経営を支えているといっても過言ではない、職員数100名、顧問先数1,200件を抱える会計事務所・総合コンサルティングファーム。

統一地方選挙を懸命になって戦っている多くの皆さんには、応援に伺う時間を割いてしまい本当に申し訳なかったのですが、私にとっては、『目からウロコ!』とでもいうべき、自ら気づかされたことの多い視察でした。 

最も深く胸に残ったのは、行政書士法人を運営しながら、グループ内に上場会社まで創り上げ、まさに「士業」と「企業経営」と「グループ間の相乗効果」とを並び立たせた先生の経営姿勢に学ぶ講演会。

 「自分でできることを、自分でやるというのは、マネジメントではない。 
 会社や事務所のなかで、自分にしかマネジメントができない。会社や事務所でいえば、社長が先頭に立って営業しなくては、所長が先頭に立って巡回監査しなくては---という発想自体を変えなければなりません。」 

自ら先頭に立って最前線に立つことを旨としてきた私自身にとって、頭をゴーンと打たれたような本当にショッキングな一言でした。 
多くの中小企業経営者にとって、経営とは何かを考え直させる一言のように思ったのです。


 「自分がいま行っているマネジメントを、新入社員が3年もすれば同じようにマネジメントできる。その仕組みをつくることが大事なのです。 
  大企業の社員研修を見てください。何も知らなかった新入社員が、3年もすれば会社を背負って業務マネジメントができるように仕上げるのです。」

 「とにかく、幹部教育、社員教育が大事。各部門に、有能な責任者を配置できるかどうか。 
  教えられっぱなしでは、人は育たない。人を育てるという機能と責任を、その人に持たせない限り、人は育ちません。」

 「すべてのモデルは、経営者である私自身。皆さんが、自社の社員をチョロイと思ったら、皆さん自身がチョロイのです。   
  当社では、“仕事のやり方そのもの”も商品にしています。だから、職場もオープンに見せている。パーテションで区切らずに、すべて可視化。どこで誰が何をやっているかが、一目でわかるように、困った顔をしている社員にいつでも声をかけられるようにしているのです。」


確かに、講演会場となった札幌駅となりのビル・ワンフロアー。エレベーターを降りた途端、職場の中が見えるようになっているのです。 
ここまでオープンなオフィスは、見たことがありません。

参加者のなかから、社員教育に関する質問が集中するのに答えて。 

 「代表者本人の、社員教育に携わる時間を端折らないこと!
社員は、社長の背中を見て育つのですから。 

  私は、月~土の午前8時20分~8時50分まで、社員向けに毎日講演しています。さらに月一回、土曜日には管理職以上は全員出勤して幹部研修会。」

 「せっかく北海道まで来て頂いて恐縮ですが、今日の視察・研修も、実は代表者が来たのでは意味がないのです。
自分と同じレベルの研修を、社員にも受けさせること。
いままさにこの時点の雰囲気、感動、視察の実感は、体感しなくては伝わらない。間接的に言葉で伝えようにも、この場で体で感じなければ伝わらないのです。 

  本気で幹部社員を教育・養成しようと思ったら、他の会社の社長、他の事務所の所長と同じレベルの研修を、社員に受けさせることが重要!」

東日本大震災後、さらに厳しさを増す日本経済。しかし、どんなに厳しくても、生き残っていかなければならない企業そして企業経営者。 
そんな中、自らの体を限界まで酷使し続けている方も、少なくなかろうと思うのです。 

でも一瞬立ち止まって、 
経営、マネジメントとは何か」 
どのように会社を形作っていけばよいのか」 
どのように社員を育てていけばよいのか」等々、 
本当に大事なことを、ご一緒に考えてみませんか。

ガンバロウ!日本。 
負けるな!経営者。 
私たちは、頑張る企業を全力で応援し続けます!

平成23年(2011年)5月     
山 崎  泰 



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