シンクタンク4機関の2018年夏季ボーナス見通しは1.2~2.2%程度の増加
18.04.17 | 労働ニュース
このほど、シンクタンク4社による民間企業の2018年夏季ボーナス予測結果がそれぞれ公表されました。
各社とも厚生労働省「毎月勤労統計」の集計ベースでみた支給額の増減を予測対象としており、いずれも夏季賞与としては3年連続の前年比プラスになるものと予測しています。
このうち、前年比1.2%増を見込む三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、内外景気の回復を背景に企業業績の拡大が続いていることに加えて、人手不足感が一段と強まっていることが押し上げ要因になるものと予測。
第一生命経済研究所は、前年比増ながら改善は小幅と見られる春闘ベアに対し、ボーナスは比較的はっきりとした増加が見込まれるとして前年比1.8%増を予測。
みずほ総合研究所は、労働力需給ひっ迫による所定内給与の上昇に加え、賞与支給月数と連動傾向が見られる売上高経常利益率の改善から、2.0%程度増加するものと予測。
4社のうち最も高い2.2%の増加を予測する日本総合研究所は、賞与算定ベースとなる所定内給与の改善と、正規雇用者が非正規雇用者を上回って増加したことが賞与の押し上げ要因になるものと見ています。
[三菱UFJリサーチ&コンサルティング]2018年夏のボーナス見通し http://www.murc.jp/thinktank/economy/forecast/bonus/bonus_1804.pdf
[第一生命経済研究所]2018年夏のボーナス予測 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro/2018/shin180409.pdf
[みずほ総合研究所]2018年夏季ボーナス予測 https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp180410.pdf
[日本総合研究所]2017年夏季賞与の見通し http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/research/pdf/10404.pdf