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日常の業務は60%の力で行った方がいい!?・・・藤川です。

18.08.17 | 職員通信2

ネットで読んだ記事を紹介したいと思います。

アメリカのある病院は、オペ室が予定手術で満杯なうえ、予定外の緊急手術まで入りこむため、慢性的にオペ室渋滞に悩まされていました。
予定外の手術を行うために、予定していた手術の時間をずらし、そのため何時間も待ちぼうけになる医師が現れ、スタッフの残業も増加し……と、負の連鎖が続いていました。

その病院に、コンサルタントが勧めたのは、オペ室を一つ「空けておく」ということ。 
すでに予定手術で満杯なのにと、外科医らは反発しました。
しかし、いざ実行してみると、大幅に業務が改善されたのです。

「オペ室を一つ空けておく」ことで、緊急の「予定外」手術はそこで行われるようになりました。
すると、これまで予定外の手術のために、ずらしたり調整したりが必要だった予定手術が、スムーズにいくようになったのです。
これでスタッフの負担は大幅に減り、それがまた手術のスムーズさにつながりました。

こういった記事を読んで、本当だろうか?とソースを調べたところ、この病院について書かれている本もありました。

「ひとつの手術室を緊急手術専用にすると、病院が受け入れられる手術は5.1%増えた。
 午後三時以降に行われる手術の件数は45%減少し、収入は増えた。
 試行期間わずか一カ月で、病院はこの変更を正式採用している。
 それから二年間、病院の手術件数は毎年7~11%増加した。 」

「いつも『時間』がないあなたに‐欠乏の行動経済学‐」より引用

オペ室を一つ空けてしまうと、年間の手術数は減るのでは?と思いましたが、むしろ年間の手術件数は増加するという結果になっています。


予定外の緊急手術のためにオペ室を一つ空けておくのは、「予定外」を常に起こりうるものとして考え、「予定外を予定しておく」ということ。
時間でも金銭でも仕事でも、この「予定外を予定した」緩衝材があるだけで、負の連鎖に落ち込まずに済みます。


これと同じように、日常業務は60%の力でやる方がいいそうです。
これは「トラブル発生時のための緩衝材を用意しておけ」ということですが、同時に「平時の日常業務くらいは60%の力でやれるようになれ」ということでもあります。

「平時の日常業務は60%の力で」って、少なくない!? サボってない!?

そう感じる人もいるかもしれません。

ですが、仕事で丸一日まったくなんのトラブルもないということはほとんどありません。
だから、60%と意識していても70%から80%は使います。
80%と意識すると、たいてい100%近く出していて余裕はありません。

緊急のトラブルが起きた時や、組織として新しい物事に取り組みたいときにも、余裕がなければできません。

余裕は「無駄」ではなく、新しい知恵や行動をもたらす「リソース」なのです。

私はまだ入社して日が浅く、覚えることや学ぶこと、調べることが多くて、仕事をこなすにも時間がかかってしまうことが多いです。
この記事にならい、余裕を持って仕事に取り組んでいけるよう、知識や技術を磨いていきたいと思います。

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