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シンクタンク4社が18年年末ボーナスの見通しを公表(社会保険労務士 藤井)

18.11.16 | 労働ニュース

夏季・年末のボーナス支給期に先立って、独自の水準予測を行っているシンクタンク4社の18年年末ボーナス予測結果がこのほど公表されました。

各社の予測は、企業業績や雇用・所得環境に関する独自の分析に基づき、厚生労働省「毎月勤労統計」(調査産業計・事業所規模5人以上)集計ベースの18年年末賞与水準がどの程度と見込まれるかをまとめたものです(同集計ベースによる1人当たり平均額は、17年年末38万654円、18年夏季38万3879円)。

 今回の予測では、4社とも年末賞与としては2期連続の「増加」となる見通しを示しており、各社の予測率は最も高い第一生命経済研究所が4.2%増、次いで日本総合研究所は3.3%増、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが3.0%増、最も低いみずほ総合研究所が2.0%増となっています。

 第一生命経済研究所は、厚労省公表の毎勤調査・18年夏季賞与の伸び(4.7%増)に近い4.2%増の予測値を示した一方、18年初に行われた毎勤調査のサンプル替え・集計ウエート変更により伸び率に上振れが生じていることを挙げ、夏季賞与の伸び率に関しても「額面どおり受け取ることはできない」と指摘。サンプル替えの対象とならなかった共通事業所ベースでの実態としての伸びは、18年夏季が2.1%程度、18年年末は1.9%程度と予測しています。2.0%の予測値を示したみずほ総合研究所も同様に、統計的な上振れの要因を省いた実勢ベースの予測としており、同じベースで見た18夏季賞与伸び率の実勢値は3.5%程度と見込んでいます。

 こうした統計的要因はあるものの、情勢分析としては各社とも企業業績の好調と労働需給のひっ迫を押し上げ要因として捉え、前年比増加は確実な見通しとしています。

  ※上記の毎勤統計ベースの平均支給額は「支給事業所における労働者1人平均賞与額」(賞与を支給されていない者を含む全常用労働者平均)となっています。

 

<各社の公表資料>

 日本総合研究所

  https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/research/pdf/10769.pdf

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング

  http://www.murc.jp/thinktank/economy/forecast/bonus/bonus_1811

 みずほ総合研究所

  https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp181108.pdf

 第一生命経済研究所

  http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro/2018/shin181109.pdf

 

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