19.01.11 | 所長通信

パレートの法則と言うのをご存知でしょうか？
「ある会社の売上高の8割は、2割の上位客によって生み出されている」と言う法則です。
２対８では無くても、「３割の人気商品によって売り上げの７割を占めている」などの例もあります。
これに対して、最近のネット社会における電子商取引では「ロングテールの法則」と言う言葉が有名になって来ています。

ロングテールとは、上位２割３割のヘッド（頭）に対するロングテール「長い尾」下位８割７割の部分を指します。
例えは、アマゾンのような郊外の倉庫に豊富な在庫を持つネット書店では、良く売れる人気本が売上全体に占める比率は意外に小さく、
むしろ、年に数冊しか売れない本の集積による売り上げの方が、圧倒的な売上比率を占めていると言います。
短い頭の部分よりも、長い尾の部分こそが、大きな売り上げに貢献しているそうです。
ところで、AKB４８もこの「ロングテールの法則」にかなっていると言えます。
一人の人気タレントを売り出すよりも、大人数を束にして並べそれぞれのファンを作り出し、
人気のピークを過ぎたタレントは次々と卒業させ、次に人気が期待できるタレントを押し上げて、
常に鮮度を保つと言う戦略は、確かに「ロングテールの法則」に似て言います。