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税理士の佐藤です・・・仕事量は与えられた時間すべてを満たすまで膨張する?

19.03.15 | 所長通信

英国のパーキンソン博士によれば、役人の数は、仕事量とは全く関係なく増え続けるのだそうです。
理由は、
①役人は部下が増えることをのぞむ
②相互に仕事を作りあう
からだそうです。
そして博士は、次のような法則を発見しました。
第一法則 仕事の量は、完成の為に与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第二法則 支出額は、収入額に達するまで膨張する。
働き方改革の時代に、経営者にとっては、聞き捨てならない法則ですね。

例えば、第一の法則で「この仕事を1か月でやって欲しい」と依頼すると、依頼された人は、1か月かけてやろうとするという事です。
本当は、1~2週間でできるにも関わらず、時間を掛けたり伸ばしたりしながら、1か月を埋めようとします。
第二の法則も同様で「この仕事を1000万円の予算でやって欲しい」と依頼すると、本当は600万円でできるモノを、余計なものに使って、1000万円使い切ろうとすると言う事です。
このほかにも、例えば、空間についても与えられたスペースは、すべて使おうとします。
私たちは、時間や予算や空間を与えられると、必要以上に膨張させて、すべて使い切ろうとする生き物のようです。
つまり、予算と言う基準や枠が出来た瞬間に、その基準や枠に従って、盲目的に事を済ませようとします。
何故なら、その方が「楽」だからです。
そこに無駄が沢山生じるのは、言うまでもありません。
ですから、まずは会社のトップが出来るだけ短時間・低コストで効率的に仕事をさせることを真剣に考え、マネジメントする必要があると言えます。

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