08.10.17 | 所長通信

来月、１１月５日（水）市川商工会議所におきまして当事務所主催のＴＫＣ経営革新セミナーを開催いたしします。
今年のテーマは『経営承継』です。「企業は公器であって永続的に発展するものである、なんて大企業の話で、うちは中小零細だし自分一代限りで終わるもの・・・？」こんな具合に、経営承継について全く考えたことも無いという経営者は以外に多いようです。
しかし、それでは貴社の大切な従業員やその家族、会社の商品やサービスを愛用して下さる取引先や地域社会への社長の責任は果たせるのでしょうか？
経営者の使命は良い会社を作りそして永続的に繁栄していくための礎を築き次の世代に承継していくことではないでしょうか。時代が変わり、制度が変わった今こそ現状を捉え自社の将来を見据えて行動していただきたいと思っています。

何故、今経営承継が注目されているのでしょうか。この２０年の間に中小企業の数は実に１１０万社以上減少しています。その理由の中に後継者がいないと言う理由は意外と多いのです。
このまま企業数が減少すれば、雇用の確保は出来なくなり、企業の持つ技術やノウハウも失われてしまいます。
そこで国も中小企業の経営承継は重要施策であると捉え、総合的支援策が打ち出され平成２０年１０月１日から施行されています。その一つに中小企業経営承継円滑化法があります。

その主な内容は

①民法に規定する遺留分についての特例

②円滑な経営承継のための公的金融支援

③相続税の課税の特例の３つです。

（詳細については「Ｑ＆Ａ上手な経営承継にすすめ方」「Ｑ＆Ａ新しい事業承継」に御座います、ご希望の方に事務所より無料で提供致します）
さて、企業が存続発展するために大切なことは何でしょうか、１００年以上続く長寿企業にはある共通点があります。それは時代の変化と共に商品・サービスの生産方法・販売方法を時代に合わせて変える一方で、経営理念・のれん（信用）のように企業の核として変わらないものをしっかりと次の世代に承継している点です。
ぶれない経営理念のもと社員を教育し企業風土を作り上げる、そして社長のリーダーシップで経営革新を続ける「伝統とは、革新（イノベーション）の連続である」。さらには後継者を育てしっかりと事業を承継していく、これが長寿企業の特徴と言えるでしょう。
また、企業が存続発展するための条件として一番大切なことは黒字経営を続けていくことです。この大前提があって初めて次世代へ経営承継が可能となります。当事務所では、これからも皆様の会社の永続的な発展を願い黒字決算の支援（黒字経営の継続）をしていきたいと考えております。
また、１１月５日市川商工会議所におきまして

①経営承継

②黒字体質の会社を作る

③ホームページの活用術

をテーマに経営革新セミナー開催いたします。

皆様お誘い合わせの上ご参加くださいますよう、心よりお待ち申し上げます。

佐藤税務会計事務所　所長　佐藤栄作