20.01.04 | 労働ニュース

労働政策審議会は23日、加藤厚生労働大臣から諮問された、いわゆるパワハラ指針案およびセクハラ指針の改正案について審議を行い、これを妥当として了承しました。

※各指針の正式名称

パワハラ指針：事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針
セクハラ指針：事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針

　両指針の改正案要綱については、11月21日から12月20日までパブリックコメント（意見公募）が行われ、この間に1139件の意見が寄せられました。このうち、パワハラ指針に関しては、「労働者の行動が問題となる場合、パワハラが容認されるような記載は削除すべき」「（パワハラに）該当すると考えられる例、該当しないと考えられる例の内容を見直すべき」などの意見も示されていまし　たが、審議の結果、提示された要綱案の内容については変更なく了承される形となりました。両指針は令和2年1月中旬ごろに告示される予定で、労働施策総合推進法などの改正法が施行される令和2年6月1日から適用されます。

　　https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08352.html