司法書士法人あおばの杜

【家族信託基礎知識編・第7講】~家族信託を検討するタイミングとは~

21.05.06 | 家族信託基礎知識編

このメールマガジンでは、今、急激に利用者数が増加している家族信託について、簡単にわかりやすく解説をさせていただきます。
今回は、家族信託の基礎知識編(全7講)の7講目、いよいよ最終回です!
最終回では、実際に家族信託の活用を検討した方がよいタイミングについて解説をさせていただきます。

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このメールマガジンでは返信によるご質問も常に受け付けていますので、読んでいてわからない点や疑問点等がありましたら
お気軽にこのメールに返信という形でご質問くださいね。
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話題の家族信託について理解を深めて、あなたの家族の資産防衛に役立ててください。
さて、早速本題に入ってまいりましょう。

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【家族の財産をしっかり守る!家族信託・相続~虎の巻~】

■家族信託基礎知識編・第7講■

~家族信託を検討するタイミングとは~

■目次■
1.家族信託を検討するタイミングとは
2.家族信託が不要なケースとは

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―1.家族信託を検討するタイミングとは―

家族信託は委託者(財産を託す人、主に高齢の親)と受託者(財産を託される人、主に子)の契約の締結によってその効力を生じるため、
契約を締結する両当事者に意思能力があることが条件となります。
そこで懸念されるのが、高齢の委託者が認知症を発症や突然の病気・事故などで意思能力、判断能力を喪失してしまうケースです。
そして厄介なのが、上記のような状況に誰がいつ何時陥ってしまうかは、誰もわからないということです。
「まだ元気だから大丈夫」と思って行動するタイミングを先延ばししていたら、
委託者が転倒などの日常のちょっとした事故をきっかけに意思能力を失ってしまう、というケースは少なからずあります。

つまり、家族信託をはじめとする資産防衛対策、相続対策をするタイミングは、「早ければ早いほど良い」ということになります。
ただし、資産防衛対策や相続対策は、資産を実際に持っている委託者からすると、その必要性をなかなか実感しにくい性格を持っています。
(自分が元気なうちから、将来認知症になったり、事故や病気で意思能力を失うことを真剣に心配している方は、当然ですが少ないです。)
このメルマガで家族信託を学んでいるあなた自身が委託者となるべき立場の方であるなら、
リスクをしっかりと認識されているということですので、全く問題ありません。(早めに対策をしていきましょう。)
しかし、もし受託者やその他の相続人の立場としてこのメルマガをお読みいただいているなら、委託者の気持ちをよく考慮したうえで、
対策の必要性について丁寧にご説明をしていただければと思います。
もちろん、委託者と相談する前に、一度専門家に相談してみる、という選択もよい選択だと思います。
まずはご自身で信託等対策の必要性や、自分の家族には具体的にどのような手続が必要なのか、費用はどのくらいかかるのかを理解しておいたほうが、
委託者にも説明がしやすくなるからです。
そのようなご相談でも、わたくしどもは大歓迎です。
いずれにしろ、対策は早めに打っておくことが肝要です。その点だけは、よくよく把握をしておいてください。

―2.家族信託が不要なケースとは―

家族信託をはじめとする資産防衛対策・相続対策が不要なケースというのは、実際にはほとんどありません。
とは言え、不要なケースも全くないわけではないので、ここでご紹介しておきます。
対策が不要なケースは2つ考えられます。

まず一つ目、明らかに対策が不要なケースとしては、高齢の親や親族が資産をほとんど持っていない場合です。
賃貸マンションに住み、毎月入ってくる年金で生活を賄い、貯蓄もほとんどないケースです。
この場合には、そもそも防衛すべき財産が有りませんので、対策する必要もありません。
(逆に、病気やケガなど、何かあったときにためにほかの親族が対策資金を準備しておく必要が出てきます。)

次に2つ目、収益物件などの管理運用が必要な資産がなく、かつ、病気やケガで多額の資金が必要となったり、施設入居費が必要となった場合に、
本人以外の親族でその資金が十分に賄える場合です。
家族信託の主な機能は、管理運用が必要な財産の管理権限の確保と、万が一の際の資産凍結の回避にありますから、
その2つ両方が不要である上記のようなケースでは、必ずしも家族信託等の対策をとる必要はありません。
ただし、ほかの親族についても何が起こるかわかりませんので、資金があるからといって、資産凍結の対策が不要と簡単に判断してしまうことは避けた方が賢明です。(万が一に備えて家族信託を活用しておく方が安心です。)

以上、7回にわたり、家族信託の基礎知識についてお伝えさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
1回で理解するのは難しいですし、文章では理解しづらかった部分もあると思います。
疑問点やわからない点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、無料相談などもご活用いただき、ご自身の対策にも役立てていただければと思います。
次回以降は、家族信託や資産防衛対策に関する最新情報や、弊社が開催するセミナー、相談会の情報などをお届けしていきます。
引き続き、本メルマガをよろしくお願いいたします。

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