22.07.07 | 所長通信

皆様こんにちは、税理士の佐藤です。
人間の五感の中で嗅覚の刺激だけは大脳に直接伝わる感覚だと言われていて、においは人の記憶を鮮明に思い起こさせると言います。企業のマーケティングにおいても嗅覚は一番重要だと言われています。

こんな実験があります、生物学者のジョンメディナは2つのクラスに複雑な問題を教えながら一方のクラスにだけは教える際にある香水を壁に吹きかけておき、もう一方のクラスには何もしないでおき、期末テストの際に全員が香水を使った部屋で試験を受けさせたところ香水を使ったクラスの方がはるかに高い点数を取ったという結果が出ました。
においと記憶の因果関係に関する実験ですが。これをマーケティングに応用すると、においが人の記憶に与える影響は大きく、例えば毎日通る店の前でパンやコーヒーの良いにおいがする場所は良い記憶と結びついてきます。良い匂い＝良い場所・良い商品、嫌な臭い＝悪い場所・よくない商品と言うイメージを脳に直接受けさせることになるので注意が必要です。
どんなに予算をかけて良い見た目を装っても、ちょっとした嫌な臭いですべてが一発で打ち消されてしまう事になりかねません。うちの事務所も入り口すぐのところにげた箱があるので靴の嫌な臭いがしない様にいつも清潔にしてイメージアップを心がけています。