電子申告をやり易く 携帯電話で本人確認
15.02.10 | ニュース・情報
国税庁は2016年分の申告から、国税の電子申告制度、いわゆるeTaxの個人認証を簡単にし、自宅で申告を完結させられやすくすることを検討しています。
国税の電子申告制度、いわゆるeTaxの個人認証を簡単にし、自宅で申告を完結させられやすくするという記事が日経に掲載されています。
eTaxは平成19年度にスタートし、自宅からパソコンで確定申告ができるようになりましたが、本人の申告であることを確認するための手続きがやや面倒です。
利用者はICチップを搭載した住民基本台帳カードを取得し、ほぼ専用のカードリーダー(数千円)を購入しなければならず、これらの機器をパソコンにインストールするのも大変でした。
昨年度の個人所得税の電子申告割合は51.8%と半数以上ですが、大半は税務署の申告相談で、設置されているパソコンによるもので、自宅から申告を行っている人はわずか8%ということです。
国税庁では、2016年分(2017年2月の確定申告から)の確定申告から携帯電話を利用した簡便な方法で本人確認を行う方法を実施するとのことです。
具体的には、携帯電話の番号を入力すると専用の認証コードが送られてくるので、それを入力する、という仕組みのようです。
また、住宅ローン減税などを受ける場合、登記事項や契約書などを紙で提出することが求められていましたが、これをPDFファイルでも提出できるようにするようです。
書類のPDF提出は、他に法人の設立などでも来年4月から段階的に可能にする見通しです。
まだ少し先の話ですが、少しでも省力化して使いやすくなるのは歓迎ですね。
書類のPDF送付は、現在地方税では可能ですが、国税ではわざわざ郵送しているのです。これについても早く開始してもらいたいところです。
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植田ひでちか税理士事務所
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