税理士法人SKC

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マイナンバー制度について

15.02.24 | 堺俊治の独り言的情報

先日ある会合にて、私が「マイナンバーがいよいよ今年の10月から通知されるそうですねぇ」とお話ししましたところ、「何か聞いたことはあるけど・・・」といった方々が多くおられました。そこで今月はマイナンバー制度について整理してみました。

社会保障・税番号制度(マイナンバー制度の正式名称)】
総務省が公示した趣旨によると、以下の様に記載してあります。

番号制度は、複数の機関に存在する個人の情報を同一人の情報であるということの確認を行うための基盤であり、社会保障・税制度の効率性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現するための社会基盤(インフラ)である。》

民主党政権化で審議された際、プライバシーうんぬんで反対の方々も多かったようにも記憶しますが、この趣旨に拠る限り、闇のお金を隠し持っていたり、社会保険料をごまかそうとか脱税をしようとかしていない限り、運用が始まると、便利で不公平感も少なくなりそうです。

写真入りの番号カードが発行されるそうで、このカードで公的な証明書は全て発行できそうですから、いろんな役所に出向いてそれぞれの証明書を取るといった不便さは一掃されそうです。また、健康保険証代わりにも使えそうで、社会保障や災害時にも有効に利用出来そうです。

社会保障・税番号制度の導入に向け、政府内閣官房はロードマップを公表しています。

(1)2015年10月~

  順次、社会保障・税番号(マイナンバー)の付番と通知が開始されます。

(2)2016年1月~

  1月から社会保障分野や税分野および防災分野で順次利用が開始されます。

  同時期に社会保障・税番号(マイナンバーカード)の交付が順次開始されます。

(3)2017年1月~

  情報提供ネットワークシステムを通して情報の照会や提供が開始されます。

  国民一人ひとりがインターネットで自分の情報を確認できるサービス「マイ・ポータル」が開始されます。

 

私等は、これまでの仕事上で不公平な税務行政を何度も体験してきていますので、少なくとも税務行政上の不公平感は随分改善されそうに感じています。

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