15.09.13 | 所長通信

　中国のインターネット通販が、相次いで日本製品に特化した専門サイトの立ち上げに力を入れてきています。

　「安全・安心感が高い」として、生活用品や美容品を中心に人気が急速に高まっているそうです。

市川市の税理士

　今、中国では消費市場の急速な変化が起きているようです。

　消費者のキーワードは、「価格」から「安心・安全」へと移り、特に「身につけたり、食べたりする物」に対する消費者の目は厳しくなり、特に子供向け用品などは日本製が圧倒的な競争力を持っているそうです。

　
　中国の日本製品や商品に特化した専門サイトでは、日本企業から直接仕入れて販売するほか、日本企業が直接出店する際の出店代行の手続きをするなどのサービスもあり、日本企業には商機が広がりそうです。

　現在中国は、株価急落により高額商品の消費低迷が懸念される中でも日用品などへの影響は少なく、中国第二のインターネット通販会社の京東のＣＥＯは、「他社に真似できない偽物対策と品質保証に徹底し、競争に次ぐ競争を乗り越える」としています。

　中国では、経済成長に伴い釣りざおやランドセルといった趣味や生活雑貨まで人気商品のすそ野も広がっています。

　そして消費ブームをけん引するのは、ネットを介した「口コミ」です。

　コピー商品や海賊版被害が絶えない中国にあって、「偽物を絶対許さない仕組み作り」が価格競争に巻き込まれない為の最重点課題と言えそうです。

　
　私たちも「偽物を絶対に許さない仕組み作り（訂正・削除ができないプログラムは、日本にＴＫＣしかありません）」で関与先の決算書の信頼性を高め、経営計画書で明確な目標設定とそれを実現するための行動計画とその実践を継続的に支援することで、他社には真似のできないサービスを提供し、中小企業のニーズにしっかりと応えて行きたいと思います。