税理士法人SKC

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マスコミ報道の疑問

15.09.24 | 堺俊治の独り言的情報

この1ヶ月で起きた出来事のマスコミ報道に大きな疑問を感じました。

1、安全保障関連法案の報道
2、高須クリニック院長「報ステ」スポンサー降板
3、鬼怒川堤防決壊の報道

1、安全保障関連法案の強行採決という報道について 
 日本は議会制民主主義を採用しているのだから、最終的には多数決で採決されるのは当然のことで、今回の裁決を強行採決と報道するのはおかしくないでしょうか。民主・共産党等の野党の開会阻止行動の方こそ、強行阻止行動ではないかと思うのですが・・・。またFNNの世論調査によると、国会前の集会に集まった人たちは「共産、社民、民主、生活各党など廃案を訴える政党の支持者が7割を超えた。最近注目を集める反対集会だが、今回の調査からは、『一般市民による』というよりも『特定政党の支持層による』集会という実像が浮かび上がる。」と分析しています。これは特定の党からの動員が大きく影響している訳で、決して一般市民が国会前で声を上げているとはいいがたいでしょう。にもかかわらず(マスコミは実態を分かっていながら)終始一般市民が多く集まって声を上げていると報道していました。

2、高須クリニック院長「報ステ」スポンサー降板 
 高須クリニックの院長が、「報道ステーション」の報道が余りに、安全保障関連法案反対報道に偏っているとして、「報道ステーション」のスポンサー契約を解除しました。するとその途端、番組内での街頭インタビューで、賛成派の意見を急に多く取り上げたのです。これは何をかいわんやですねぇ。

3、鬼怒川堤防決壊の報道 
 鬼怒川は上流に4つのダムを有しています。ダムの機能はもちろん川の流水の調節です。すなわち洪水が起きないようにすることです。4つもダムを造って流水をコントロールしようとしていたはずなのに、なぜこんな事態になったのか? この点についてはどこも指摘しないのはなぜだろうか。洪水防止のためにという錦の御旗を掲げて、莫大な予算を投じてダムを4つも造ったのに、役に立たなかった・・・ということでしょうか?

以上が、この1カ月でどうにもマスコミ報道に納得がいかない代表的出来事です。ネットからの情報をリアルタイムに収集できる環境にある方々は、マスコミが取り上げない多くの情報を手に入れる事が出来ますが、情報がマスコミ報道のみとなると、今回のことに限らず、マスコミ報道に大いに誘導される恐れをつくづく感じさせられました。

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