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~助成金紹介~ 2月よりキャリアアプ助成金が拡充されました

16.02.25 | 事務所情報

こんにちは。社会保険労務士の高橋良知です。

この紙面でも何度かご紹介したことのある「キャリアアップ助成金」に関して、平28年2月10日から助成額が増額される等の拡充が図られました。

 実に全労働者の4割にのぼるとされるパート労働者や契約社員等の有期契約労働者の雇用安定は、国の労働政策の中でももっとも重要なテーマとなっています。また、平成25年4月1日に施行された改正労働契約法に基づく無期転換ルールについても、残すところあと2年強で無期転換権発生の問題が出てこようとしています。一方で、中小企業ではいよいよ人材不足が進む中で、これからは非正規雇用労働者と呼ばれる労働者を無期契約への転換や正社員登用を検討するケースも増加することが見込まれます。 そんなときに活用できるのがキャリアアップ助成金です。いくつかあるコースのなかでも、今回は特に10万円が増額された「正規雇用等転換コース」についてポイントをご紹介します。

正規雇用等転換コース】 
有期契約労働者等を正規雇用等に転換または直接雇用した場合
(1)有期→正規:1人当たり60万円(45万円)
(2)有期→無期:1人当たり30万円(22.5万円)
(3)無期→正規:1人当たり30万円(22.5万円)
※派遣労働者を正規雇用で直接雇用する場合、1人当たり30万円加算※母子家庭の母等又は父子家庭の父の場合、若者雇用促進法に基づく認定事業主が35歳未満の者を転換等した場合、いずれも1人当たり(1)10万円、(2)5万円加算


【これがポイント】

 正社員転換等を行う前に、事前にキャリアアップ計画を届出ておく必要があります。

 また、例えば上記(1)有期→正規の場合、特に気をつけなければならない点として ①正社員への転換制度規程の整備が必要 ②正社員に転換した後は、正社員に適用される就業条件を、正社員に転換した当該社員に転換されていること(労働時間や賃金など)、にはご注意下さい。


【注意】 
※当該助成金の詳しい受給要件や申請ルールについては、必ず各都道府県労働局内助成金センター又は社会保険労務士にお尋ね下さい。

 

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