南青山会計STUDIO

第27回 領収書の書き方~印紙税の税制改正~

14.02.11 | 店舗経営のすゝめ!

起業家:領収書に貼る収入印紙について、税制改正があるってホントですか?

税理士:そうなのです。情報が早いですね~。

起業家:今は3万円以上の領収書には200円の収入印紙を貼っています。

税理士:そうですね。それが2014年4月1日からは、5万円以上の領収書に200円の収入印紙を貼ることになりますので、お店の税負担は減ることになります。

起業家:ありがたいですね。

税理士:はい。では、ここで問題です!


起業家:ドキッ!(笑)

税理士:2014年4月以降に5万円以上の領収書に収入印紙を貼ると言いましたが、この5万円という金額は消費税込みの金額でしょうか、それとも、消費税抜きの金額でしょうか?

起業家:え?消費税込みの総額が5万円以上だったら貼るのではないのですか?今現在(2014年2月)は消費税込みの総額で3万円以上の領収書に収入印紙を貼っていますが・・・

税理士:それはもったいない!領収書の書き方によっては、税抜金額で判定することもできます。

起業家:そうだったのですか!?で、その書き方というのは?

税理士:はい。2014年4月以降の5万円の例でお話ししましょう。税抜金額48,000円、消費税8%3,840円、税込金額51,840円というケースです。

起業家:そっか。消費税は2014年4月から8%ですね。


税理士:まず、収入印紙200円を貼らなくて良い領収書の書き方の例です。
「税抜金額48,000円、消費税3,840円、合計51,840円」
「税抜金額48,000円(税込51,840円)」
「51,840円(内消費税3,840円)」


起業家:なるほど。では200円を貼る必要がある書き方の例は?

税理士:はい、例えばこんな書き方です。
「51,840円」
「51,840円(税込)」
「51,840円(消費税含む)」


起業家:なるほど。書き方を工夫するだけで収入印紙が得するわけですね。レジ担当者にしっかりと伝えます。

税理士:ところで、領収書に収入印紙を貼って、その収入印紙に印鑑を押しますが、どうして押印するかご存知ですか?

起業家:意味なんて考えたことありませんでした。領収書発行のしるし、くらいにしか思っていませんでしたが・・・

税理士:収入印紙を再使用しないようにするためです。これを「消印」といいます。郵便切手を使った証拠に郵便局がスタンプを押す消印と同じ意味です。収入印紙には通常、その発行担当者の印鑑を押印することが多いですが、印鑑が無い場合には、発行する人の署名(サイン)でも良いのです。

起業家:そうなのですね。そう言えば、以前アルバイトのスタッフに領収書を発行させた時に、収入印紙は貼ったものの、押印をしなかったことがあります。

税理士:まあ、消印をしなかった場合でも、その領収書が無効になることはありませんので心配しなくても大丈夫です。

本日のポイント!

1)2014年4月1日から5万円以上の領収書に収入印紙を貼る(2014年3月までは3万円以上)

2)領収書の書き方によっては、5万円(改正前3万円)以上かどうかを税抜金額で判定できる

3)収入印紙に消印を忘れた場合や収入印紙を貼り忘れた場合でも、その領収書が無効となるわけではない

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