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秋のドライブで狐につままれる!?・・・安達です。

16.11.09 | 職員通信2

先日主人と二人でドライブし、長野県と群馬県にまたがる碓氷峠にある、廃線となった鉄道跡地を観に行きました。

主人が車好きなこともあり、昔から休みの日にはよくドライブしながら遠出していたのですが、ここ最近は何かと都合が悪く、出かけられなかったので、久しぶりの遠出でした。

 

季節はすっかり秋。天気もよさそうだったので、出かけるならやはり紅葉を楽しみながらドライブできるところにしようとの話になり、そこで選んだのが碓氷峠でした。知り合いから、碓氷峠の途中には廃線になった線路があるとの話を聞いていたので、そこを目的地にして出発。行楽日和で高速道路などは少々渋滞していましたが、無事碓氷峠まで到着することができました。

 

碓氷峠は紅葉シーズン真っ只中で、山頂に近いほど鮮やかに紅葉していました。

碓氷峠をどんどん登っていくと、途中に巨大なレンガ造りの4連アーチ橋が現れます。

このレンガの橋は通称「めがね橋」を呼ばれ、明治25年に建設されてから昭和38年までの間、橋の上を蒸気機関車が走っていました。

 

現在は遊歩道として整備されている為、かつて列車が走っていた道を自分の足でたどることができます。すでに線路は撤去されてしまっていますが、トンネルなどは当時のまま残されており、トンネル内はオレンジ色のライトが照らされていて雰囲気満点です。

 

めがね橋には、ボランティアの観光ガイドの方がいて、当時の鉄道事情などをお話ししてくれました。

 

この遊歩道は「アプトの道」と呼ばれ、廃線となった駅と駅の間の約6kmを整備して作られているそうです。

ちなみにアプトとは、廃線になった鉄道が “アプト式鉄道”と呼ばれ、山などの急こう配を登り下りするための運行技術を使って走っていた鉄道であったことからついた名前です。

 

当時走っていた列車は貨物だけではなく、乗客も乗せて走るものでした。

運行当初は石炭を利用した蒸気機関車であったため、急こう配のトンネルの中を、蒸気機関車と客車が一緒に走ると、トンネル内の空気は機関車の煙でたちまち悪くなるため、乗換駅に着くと人々は新鮮な空気を吸うため我先に列車を飛び出し、またトイレへ駆けつけてススで真っ黒になった顔を洗うほど、劣悪な状態だったそうです。中には意識を失い誤って列車から落下し、亡くなってしまう人までいたそうで、乗客乗員に係る体の負担は、それは大変なものだったとか。

 

そのため、日本でも最も早くに電力による列車の運行へ切り替えが進められ、昭和38年に新線の開通により、その役目を終え廃線となりました。

  

 

碓氷峠をひとしきり散策したあとは、一度峠を軽井沢の方へ抜け夕飯を食べに行きました。

夕飯を済ませる頃には陽もすっかり暮れたので、帰宅しようと再び碓氷峠を逆戻り。

 

夜の碓氷峠は街灯など1つもなく、前も後ろも真っ暗でとっても不気味です。

ヘッドライトに照らされて「何か変なものが見えたら嫌だね~」と旦那と冗談を言っていると、車の前方にヘッドライトに照らされて、1匹の狐の姿が!

「きつね!!」と、思わず車内で声をあげて驚いていたのですが、狐は車に慌てる様子もなく、チラッと一瞬だけこっちを見ながら悠々と車の前を横断していきました。

北海道で野生の狐を見たことはありましたが、本州の山にもいるんですね!

まさしく狐につままれたような出来事でした(^^)

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