TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

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峻別を学ぶ

14.05.30 | 【バックナンバー】山崎泰の月刊メッセージ(2014年5月まで)

2008年4月25日19:57:00

峻別を学ぶ


 春に三日の晴れなし、と言われますが、まさに最近の天候を見ていると実感します。

 気象的には、移動性高気圧と低気圧が交互にやって来るのが原因とのことですが、なにか、私たちが満開の桜を見終えるまで、変わりやすい天候も待ってくれていたかのようで、自然の温かさのようにも感じます。

 私事で恐縮ですが、先般のテレビに続いて、今度は携帯電話をめぐる騒動です。

 先日来、息子と娘が、父親の私の顔を見るなり「携帯、携帯」と執拗に必要性を訴えます。
 子供には、あまり便利なことばかり覚えさせずに、不便な経験をさせたい、と考えている私にとって、携帯電話は不便の対極のような存在でした。 

 いつも答えは、「本当に必要になったら、認める」「いくら友達が持っていたとしても、うちはうち」の一点張りでした。  

 携帯電話を持たせることによるネット被害なども、親としてはとても気になる点です。
 福田首相も先日、携帯サイトの有害性についてコメントされ、また与党でもインターネットの有害情報から子供たちを守るべく、フィルタリングサービス(有害情報の閲覧制限)の実効性を強化する動きも加速しているようです。

 家内に聞いてみると、確かに携帯電話があった方が安心して連絡とれる時もあるとのこと。
 頑固な私ですが、我が家でもこれを機会に、携帯電話の必要性や問題点について、子供たちと一緒に考えてみることにしました。

 子供をネット被害から守るためには、携帯電話などを使わせないのが一番でしょう。しかし、時に習い事などで遅くなったりする時には、安全管理に役立つことも事実です。

 危険なものに近づかない、近づかせないのも一つの答え。必要なものと欲しいものとの区別。必要なものを買うことと借りることの違い。危険性のあり得る物に対して、どのようなルールを決め、使い方をするのか。携帯電話を一つの素材に、考えてみたいと思っています。

 携帯電話の結論や、いかに。

平成20年(2008年)4月

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