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需要が増大! 介護業界における“歯科”のニーズとは?

18.05.02 |

高齢化により、介護施設での歯科医・歯科衛生士のニーズが高まっています。
さらに、2018年度の介護報酬改定によって、介護施設からの依頼が増える可能性もあるでしょう。

今回は、介護施設における“歯科医・歯科衛生士の需要”についてご紹介します。

介護報酬改定により
歯科医の需要が増大!?

2018年度の介護報酬改定にて、『口腔衛生管理体制加算』の対象が拡大しました。

これは“歯科医・歯科衛生士が、施設の介護職に口腔ケアのアドバイスや指導を行うこと”を評価したもので、加算点数は以下のとおりです。

歯科医師または歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、老人ホームなどにおいて介護職員に口腔ケアに係る技術的助言および指導を行っている場合、利用者ごとに月30単位を算定』。

この加算は、従来の特別養護老人ホームや介護老人保健施設だけでなく、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などでも算定できるようになりました。

そのため、今後、歯科医・歯科衛生士に定期健診や治療を依頼する介護施設が増えると見込まれています。

 
歯科医・歯科衛生士に
求められていることとは?

介護施設における歯科医・歯科衛生士の主なニーズは、以下のとおりです。

・歯科治療
・言語聴覚士が行う口腔リハビリテーションに対する監修やアドバイス
・入所者の口腔状態の健診や衛生管理
・ブラッシングの指導や講演

歯科医や歯科衛生士がいない施設では、看護師や介護士が入居者の歯磨きなどを行う場合もあります。
ただし、歯科の専門家ではないため、どうしても磨き残しが発生してしまうのです。

そのため、治療や口腔ケアのみならず、入居者や介護士に対して“ブラッシング講座”などを行うことも多いといいます。

なお、近年では、口腔ケアが誤嚥性肺炎や認知症、心臓病、糖尿病の予防につながることが、介護の現場でも広まってきています。
そのため、よりいっそう歯科の専門家による指導や治療が重要視されつつあるのです。

介護業界での需要に着目し、地域に密着したサービスを検討してみてはいかがでしょうか。



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