細谷有子税理士事務所

もう来る頃

19.02.20 | 細谷NEWS


 事務所を開業した時、縁起物だと購入して以来 25年以上育ててきて、
15年程前から毎年暮れになると花を咲かせてくれていた「黄金花月」
(お金の生る木)ですが、昨年は何故か花を咲かせることもなく枝がポキ
ポキと折れてみじめな姿になっていました。
それでも枯れることなく、1年を乗り切って今年は全鉢に花芽が付き綺麗な
花を咲かせてくれています。
自然の生命力は凄いです! 
さだまさし の歌ではないですが「もう来る頃」を信じたい気持ちになります。

           

  最近はニュースを見ていてもあまり楽しい話題はないですね。
 特に 厚生労働省の不正統計問題。
 いざなぎ超えの好景気 ・・ 第2次安倍政権発足とほぼ同時に始まった
 景気拡大局面が、戦後2番目の長さとなった・・などと言われていますが肌感覚
 とは程遠いものでした。

この報道を受けて 「ああやっぱりね」と思った方も多かったと思います。
私はこの報道がされた時に当然、現在安倍内閣が考えている景気判断に修正が
加わるものだと思っていました。
「アベノミクスは失敗でした。」とまではいかないにしても「慎重に見極める
必要がある」くらいの反応は出て来るのかと???
でも、出てきたのは 「景気判断は変わることはない・・」でしたね。
 バブル崩壊から現在まで、サラリーマンの平均収入が20%も下がっていると
いわれる一方で、日本人は世界一の金持ちだとの評価もあります。
貧富の差が大きくなっているということですね。
大企業は自社さえ良ければと内部留保をすることだけに力を注ぐことなく、
社員の給料をもっと上げるべきだと思います。
バブル崩壊後、サラリーマンの給与水準が下がっているのは先進国では日本
だけとか・・
 もっと底上げして、中小企業にもお金が流れるようにして。
文字通り 皆が好景気を実感できるようにしてもらいたいものです。

 世界中が何となく自分本位になってギスギスしている昨今ですね。
何だか世の中の人が 怒ってばかりいるように感じます。
○○ファースト だけでなく少しずつでも周りを感じる感性を持ちたいですね。

ちょっとだけ今より人にやさしく
ちょっとだけ周囲に目を向けて
辛い1年を耐え続けて咲いてくれた花のように、何かが動き出してくれたら
良いのにと思います。

TOPへ