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「エビはこんなにスゴイ!」と実感できるおいしさ、楽しさで繁盛する“エビストロ”

14.10.05 | 業種別【飲食業】

多業態を展開する(株)スパイスワークスが、直営36店舗目として出店した『エビ殻荘』が好調なスタートを切っている。

オマール海老を筆頭に、多彩なエビを使った料理を提供する“エビストロ”で、今年4月に開店してすでに月商1100万円を売り上げる好調ぶりだ。

繁盛飲食店のヒット商法最前線

■このお店が繁盛している理由!
1.多くの日本人が大好きな食材「エビ」に特化し、多彩なエビを提供
2.団体客、1人客、カップル客など、あらゆるシーンに対応可能な席を用意
3.魚貝に合わせた白ワインのボトルを3000円台から30種類強そろえる

店舗開発から設計、施工に至るまで飲食店の総合的なプロデュースを手がける(株)スパイスワークスが、自社直営36店舗目となる『エビ殻荘』を今年4月にオープンした。

場所は神楽坂・本多横丁沿いに立地。徒歩数分の場所にある『貝殻荘』に続く魚貝素材に特化したビストロだ。

徹底した品質管理の元で空輸されるカナディアンオマールを筆頭に、伊勢エビや車エビなど多彩なエビを使用。多くの日本人が好む食材であるエビの楽しみ方を追求し、その名も“エビストロ”と銘打っている。

同店は、ヨーロッパのアンティーク風を意識した店舗デザインが特徴。計41.2坪の店内は4フロア構成で、団体客向けのテーブル席を設けた1階と、1人客にも対応する2階のカウンター席、大テーブル1つを置いた洋館風の3階個室、カップル客向けにゆったりしたソファ席を設置したムーディーな屋上と、あらゆるシーンに対応したストーリー性のある構造となっている。

元々、神楽坂は都内有数の歴史ある歓楽街。観光客も多く、周辺には可処分所得の高い層が多く住む土地柄だ。同店の名物である「オマール海老の炭火焼」2980円は、そのクオリティーとボリュームからすると、かなりのお値打ち価格。そうした価値が、理解されやすい立地といえる。

現在、生簀に入ったオマール海老は1日約30尾が消費され、2日置かずに回転する人気ぶり。

また、神奈川・三崎産のマグロや殻付きの生牡蠣など、エビ以外の食材もカバーし、魚貝に合わせた白ワインのボトルも3000円台から30種類強と充実。

特化した素材のポテンシャルを引き出すべく、しっかりと作り込んだコンセプトと総合的なエンターテインメント性によって、“外食することの楽しさ”を改めてお客に喚起させる同社ならではの業態となっている。

現在、客単価は6500円。月商1100万円前後を売り上げる。

今年10月には、最寄駅のJR飯田橋駅前にできる新しい商業施設「飯田橋サクラテラス」に『貝殻荘』2号店をオープン予定で、ドミナント展開で相乗効果を狙う。

今後、新たな『殻荘』シリーズの出店も計画中だ。


【記事提供元】
近代食堂2014年10月号(旭屋出版)

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