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税理士の佐藤です。・・・お詫びのしるしに?“切腹最中”

10.11.12 | 所長通信

新橋に大正時代から
100年続く和菓子屋があります。
江戸時代に浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が切腹した田村屋敷跡に店があったことから、
社長が家族の猛反対を押し切って
“切腹最中”と言う名前の最中を考案。

形も切腹の姿を意識して、ぱっくり割れた最中の皮の間から「あんこ」がはみ出しているという商品を発売したのですが・・・?











さすがに発売当初は売れ行きは悪かったようです。
ところが、世の中には忠臣蔵ファンという方々がいらっしゃるそうで、まずはそのような方から口コミで人気が広がり年末になると飛ぶように売れだしたそうです。
そうこうするうちに、お客様に損をさせてしまった営業マンなどが、

「お詫びの印に私は腹を切れませんが、私の代わりにお菓子が腹を切って見せます」

と言った具合に、お詫びの印の土産の定番として企業からも注文が来るようになったそうです。
見た目と言い、ネーミングと言い、本当に印象的なこの最中、それだけではなく味の方も一流なのです。
和菓子に限らず昔ながらの商売も非常に厳しい環境にある中で、伝統の味だけでは生き残れない企業も少なくありません。
そんな中で伝統の味を守りつつ既成の概念にとらわれず、アイディアと実行力そしてほんの少しの勇気を持って涙ぐましいほどの努力を続けている企業も沢山あるのです。
実は、このお店「切腹最中」だけではなく「景気上昇最中」など数々のヒット商品を売り出しており、日経新聞など多くのメディアに何度も紹介されているのです。
私も、ひょんなことから、身近な話として、この話を知るきっかけを頂きました。
この変化の激しい時代に、生き残りをかけて頑張っている中小企業の経営者には大いに参考になるお話ではないでしょうか。

 

「切腹最中」
 http://www.shinshodoh.co.jp/

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