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税理士の佐藤です。・・・日本の債務残高は史上最悪水準に

11.02.14 | 所長通信

国会では予算審議がヤマ場を迎える頃ですが、今年も予算が税収を超えて赤字予算になるのは確実。
このまま債務が増え続けると
5年程度で第二次世界大戦直後の英国を抜き、
先進国史上最も悪い状況に陥る可能性が・・・。
























 日経新聞によれば、地方も含む一般政府の債務残高は2009年にはGDPの217%に達し、推計によれば2012年には232%に達する見込だそうです。
日本が戦前に戦費調達のために債務が膨らんだ1944年でさえ204%だったことを考えると、その水準を超えて財政が悪化していることは意外と知られていないのではないでしょうか?

では、歴史上巨額な債務を抱えた国はどうなったか?
急速なインフレによる調整か債務不履行に追い込まれることが多いようです。

 日本でも1946年には急激なインフレにより債務残高は56%にまで減少しています。
小学校の頃の社会科の教科書に載っていた紙幣をリヤカーに乗せて買い物をしているドイツの女性の姿を連想してしまいます。
いずれにしても大混乱に陥ることは間違いないでしょう。
怖い話ですがかなり現実味を帯びてきました。

消費税増税もやむなしとしても、一方でしっかりとした構造改革を進めなければ国民の納得を得られないでしょう。
政治の混迷が日本の停滞を招いていることも大きな原因ですが、今こそ国民の一人一人が政治に興味を持ち、国のあり様についてしっかりと考える時ではないでしょうか?

ギリシャはEU諸国の協力によって救われましたが、日本も他人ごとではないのです。

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