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税理士の佐藤です···「大借金時代」突入

20.09.10 | 所長通信

皆さんこんにちは税理士の佐藤です・・・世界の公的債務は第二次世界大戦後を抜いて過去最高になる。IMFの見通しでは2020年の先進国の公的債務残高はGDPの128%で終戦後の1946年を超すことになります。世界は未曽有の「大借金時代」に入ることになります。大借金と大歳出は一体いつまで続けられるのでしょうか・・・。

国の税収はおよそ60兆円、国家予算は100兆円、その差額は国債で埋め合わせていますが、国と地方の借金は既に1000兆円を超えています。国債は主に銀行が私たちの預けた預金を使って購入していますが、その預金の残高も1,400兆円といわれています。最近では日銀が国債を購入しており、これは禁じ手と言われていましたが、4月には国債の購入の上限を撤廃しています。
 
では、いったい国の借金はどこまで続けられるのでしょうか?「愛があるうちは大丈夫?」国民の国家への信頼があるうちは続けられるのです。その信頼が崩れた時に急激な円安、ハイパーインフレ、金利の上昇が起き財政は破綻します。終戦後の日本やドイツがそうでしたが、このシナリオは長年唱えられてきましたが今はまだ何も起きていません。

今年コロナ渦で国は66兆円の国債を増発しました。歳出の急拡大で更に税収と歳出の差は拡大しています。国家の信用の崩壊は何がきっかけになるかはわかりません。大災害なのか、パンデミックなのか、皆が「もっと借りても大丈夫・・・」と言い出した時が危ないのかもしれません。

                          (日経新聞より)

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