税理士法人SKC

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ドラマを創るギラバンツ北九州

20.09.25 | 堺俊治の独り言的情報

一昨年度、ギラバンツ北九州はJ3最下位です。ということはJリーグというプロサッカーリーグで戦っている59クラブ中最下位(ビリ)だということです。このクラブに小林伸二という昇格請負人と言われる監督が就任しました。そのとたん、昨年なんとJ3(19クラブ)で優勝してJ2(22クラブ)に昇格しました。野球に例えると3軍でビリだったチームが優勝して2軍に昇格したというようなことです。そして今年その昇格したばかりのJ2で現在(R2年9月25日現在)半分の試合を消化した段階で首位に立っています。

 J2でも優勝してJ1に昇格する可能性が大きく見えてきました。そうなったとしたら、凄い出来事です。まさにアメージングな出来事、ドラマや漫画の世界での演出のようです。
 小林監督は、よくもまあギラバンツの監督に就任したと思いますよね。それには玉井社長の魂からの説得があったようです。小林監督は、監督給与はJ1監督の平均給与からは、かなり安いだろうと思ってはいたようですが、その熱意に動かされたらしいです。そして就任が決まってその給与を聞いた時、想像した以上に安い!と思ったようです。何が今までの監督と違っていたのかは追々わかってくるでしょうが、それにしても一昨年と大して変わりのないメンバーが、ここまで成長するのですから、組織はトップの力量や資質でどうにでもなることを目の前で見せ付けられた気がします。

 日本も民主党の総理大臣から安倍総理大臣に代わって、随分変化しました。この約8年間の安倍総理の在籍の結果、何より日本人の精神にしっかりとした軸が入ったような気がします。米国においても、トランプ大統領は、民主党政権が中国の民主化を期待して優遇してきた中国共産党に対する政策を、今や全く反する政策で対抗しています。そして中国では、習近平主席に交替して以来、毛沢東思想をまとった中華思想を前面に掲げて中華帝国の復興へと邁進しています。米国と中国共産党との対立は、ビジネスをフェアーに自由に出来る社会、市民が政府を選べる政治体制(自由・平等・民主)を標榜するトランプ大統領と、共産党が党の目的のために全てのビジネスを統括し、全ての政治体制を統括する中華の社会を拡大しようとする習近平主席との対立なのです。その中で日本では新たなトップが誕生しました。これから菅総理大臣の手腕によって、我々はどこに向かうのか、どちらの世界を選択するのか、ここ数年は大きな変動の時なのでしょうね。少なくとも、どちらにもいい顔をしてうまくやり過ごすような政治は、もはや出来ないのではないかと思いますが・・・。

 より身近なところでは、北九州市のトップです。我々は、今のような北九州市の状態をいつまで続けていくのか、北九州市も正念場ではないでしょうか。

 

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