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ものづくり補助金3次採択結果

20.09.29 | 速報

ものづくり補助金の3次採択結果が
9月25日(金)公表されました。
さて、その傾向は・・・

採択率は40%を下回った

1次採択は、1429/2287=62.4%
2次採択は、3267/5721=57.1%
と、過半数が採択される結果でした。

これを見て、今年度は「甘い」「通りやすい」と考えた
申請者・支援者も多かったかもしれません。

しかし、ふたを開けてみると、
3次採択は、2637/6923=38.1%
で、採択率40%を下回る結果となりました。

厳しくなったように見えますが、例年並みです。

1次・2次は、準備万端の申請者の比率が高く、
準備不足の申請者が後ろに回った結果、
採択率が高めに出た、と推測します。

裏を返せば、どの回に申請しようと、
準備不足だったら通らない、という
当たり前の結果ともいえます。

コロナ特別枠での採択率は25%以下

第3次では、補助率がかさ上げされる「コロナ特別枠」が新設されました。
この特別枠での申請に限って計算すると、次のようになります。

・申請:4560(母数=100%)
・特別枠で採択:1076(23.6%)
・通常枠で採択:1072(23.5%)
・不採択:2412(52.9%)

特別枠で申請し、特別枠で採択されたのは23.6%に過ぎません。
これは、過去の採択率実績の中で、もっとも厳しかった回の水準です。

では、通常枠での申請に限って計算すると、どうなるでしょうか?

・申請:2360(母数=100%)
・通常枠で採択:489(20.7%)
・不採択:1871(79.3%)

と、さらに厳しい結果になっています。

これは、「特別枠で不採択されたら、加点を受けて通常枠で審査」
という敗者復活の仕組みの影響でしょう。

どう考えても理屈が立たなければ通常枠で申請するしかありませんが、
そうではなく、事業計画としての合理性があると考えらえるならば、
特別枠で申請した方が有利になるといえます。

ちなみに、当社支援先2者(うち1者は歯科医院)は、
いずれも特別枠で申請し特別枠で採択されました。

3-5年後を見据えた設備投資

ものづくり補助金をはじめ、経済産業省予算の補助金は、
IT導入補助金を除けば、医療法人は対象から除外されており、
個人事業主の医院のみが申請可能です。

また、事業終了後に医療法人化した場合、
補助金の返還が求められます。

歯科医院にとって、必ずしも使い勝手がよい補助金とはいえません。
しかし、たとえば3次の場合、採択2637社のうち、
1割強ほどが歯科医院とみられます。
(事業者名に歯科・デンタルを含む件数をカウント)

将来の経営像が明確で、5年は個人事業として医院を経営することが
確実であれば、中長期的に、差別化を図るための設備投資の手段として
活用を考えてもよいでしょう。

ご興味をもたれましたら、スケジュール等、下記よりご確認ください。
http://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html

なお、当社では、4次締切対応は終了し、
5次締切(来年2月締切)以降のご相談を受け付けております。
下記、ご参照ください。
https://hojonavi.biz/







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