税理士法人SKC

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菅総理大臣とトランプ大統領

20.10.27 | 堺俊治の独り言的情報

菅総理大臣が就任して凡そ一ヶ月が経ち、私には思いの他好印象です。これで、トランプ大統領が再選されれば、より期待できるかもしれないと思っているところです。

 菅政権での目玉は、「デジタル社会の実現」でしょうか。その為の携帯電話料金の引下げでしょうし、もう一つの目玉でもある「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破し、規制改革を全力で進める」ため、日本学術会議への対応は当然の結果だと言えます。また外交・安全保障に関しても、「自由で開かれたインド太平洋」のため、どこの国よりも先にベトナムやインドネシアに外遊するのも明確な感じがします。いずれも菅総理がやりたいことが分かりやすくてよく見えるように思うのです。そして重要なのは経済政策ですが、コロナ禍での中小零細企業の窮状を救うためにどんな策を打っていくのか、消費税減税をどうするのか、期待しています。
 ただ、安倍政権から引き継がない様子が感じられることが憲法改正です。「現行憲法の自主的改正」は自民党結党以来の党是にもかかわらず、菅政権では先延ばしになりそうです。
 米国では大統領選の真っただ中ですが、米国主要メディアはFOXニュース以外どのメディアも、バイデン氏有利と報道しています。しかし前回の報道と同じようにまた誤りを犯すのではないでしょうか。米国では西海岸と東海岸はリベラルが強い地域です。米国だけでなく欧州でも日本でも高学歴者やホワイトカラーにリベラル派(というより共産主義者)が多いのは、いずれの国の大学にも共産主義を正義とする教育者が多いことに原因があるのではないかと思います。私も大学時代を通して共産主義こそが正しいと思っていました。しかし経営者として社会にかかわっていく中で、国民が元首を選択できることこそが、最も重要な国家体制の基礎であると感じています。だから国民は、国民を幸せするために政治をする元首を選択できる制度を構築しなければなりません。それが民主制度の根本ではないでしょうか。正しいイデオロギーが政治を動かすのではなく、国民が幸せになるために国民が政治を動かすのでなければならないというのは当たり前のことです。菅総理が所信表明演説で「国民のために働く内閣として改革を実現し、新しい時代を、つくり上げてまいります。」と締めた言葉に期待しましょう。
 トランプ大統領に再選を願うのは、トランプ氏がグローバル化と戦っているように思うからです。短絡的かもしれませんが、米国金融資本はグローバル化によって甚大に成長しています。共産主義もグローバル化(世界共産主義革命)を目指しています。その結果、米国でも中国でも寡占化が進み、わずか1パーセントの富裕層が、82パーセントの富を独占する社会となっているのです。私には、米国の民主党はそもそもの支持階層である労働者階層のためにあるようには見えません。日本の立憲民主党や日本共産党のように自党の主義主張を守ろうとしているだけのように思えます。リベラルというイデオロギーの立場を守っているだけのように見えます。私には、トランプ氏の信念は、菅総理の目指す社会像である「自助・共助・公助」と共鳴するように思えます。この二人もうまく協力し合えると思うからこそ、トランプ氏に再選して欲しいと願っています。

 

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