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税理士の佐藤です・・・太平洋戦争中にアメリカ本土を空爆した日本人

11.12.13 | 所長通信

今年の12月8日で
太平洋戦争開戦から70年。
戦争中にアメリカ本土を空爆した日本人がいた!
と言う事をご存知でしたか?
この事実は日本よりアメリカで有名なのだとか?

1942年9月9日まだ開戦から1年もたたない頃のこと、
太平洋上の日本軍イ号潜水艦から藤田信雄飛曹長が操縦する零式小型水上偵察機は76キロ焼夷弾2個を積んで飛び立ち、カリフォルニア州近くのブルッキングス市近郊を爆撃したそうです。
幸い?死傷者はゼロ。
爆撃したのは森林部で山火事を起こす目的だったのが、その後の雨でほとんど火災は起きなかったとのこと。
地上からの砲撃もなく無事任務を遂行し沖合で待つ潜水艦に無事帰還。
更に20日後の9月29日にも同様に空爆を行ったもののほとんど戦果は無かったとのこと。
帰国後、藤田中尉は上官に「木を一本折っただけではないか!」と叱責されたそうです。

が、この攻撃を受けてその後アメリカ本土では、日本軍の空襲を伝える誤報が、度々報告されるようになったそうです。
実際にアメリカ軍は、日本海軍によるアメリカ本土空襲と上陸計画が行われる可能性が高いと分析。
「大規模な日本軍の上陸」にはロッキー山脈で阻止するところまで検討していたそうです。

さて、戦後工場勤務をしていた藤田中尉は政府からアメリカへ行けと命じられます。
戦犯として裁かれるのではないかと考え、自決用に自宅に400年前から代々伝わる日本刀を忍ばせ渡米するも、ブルッキングズ市はかつての敵国の英雄である藤田中尉をフェスティバルの主賓として招待したのであり、アメリカで大歓迎を受けた藤田中尉は自らの思い違いを恥じ、持っていた刀を友情の印としてブルッキングズ市に贈ったそうです。

悲惨な戦争の中で少しだけほっとするような話でした。

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