税理士法人SKC

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常識の崩壊

21.06.28 | 堺俊治の独り言的情報

1 日本が炭素排出ゼロ社会を創出して温暖化防止に貢献できるのか?
2 電気自動車はSDGsか?
3 メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが危険というのはデマ?
4 大谷翔平は我々と同じ人間か?

1 日本が炭素排出ゼロ社会を創出して温暖化防止に貢献できるのか? 
   2010年にNature誌で発表された論文によれば、地球規模では、土壌から排出される二酸化炭素の量は、年間約3,600億トンと推定されています。この量は、人間活動によって排出される二酸化炭素の約10倍にも相当するものです。全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA: Japan Center for Climate Change Actions)の2018年のデータによると、人による二酸化炭素排出量は年間335億トンです。そのうち日本が出している量は3.2%、中国28.4%、米国14.7%です。地球の二酸化炭素排出量の総量は合わせて年間約4,000億トンとなるので、日本が排出量をゼロにしてもその量は地球全体の二酸化炭素量の0.27%に過ぎません。日本の炭素ゼロを言うなら、せめて中国や米国をゼロに!でしょうが、それでも地球全体の総量からすれば3.6%に過ぎません。この常識が通用しないのはなぜでしょうか。

2 電気自動車はSDGsか?
 EV車はリチウムイオン電池を使用していますが、この電池はコバルトやレアメタルを原料としているため高額となっています。この電池に使用されるコバルトやレアメタルの採掘は奴隷労働に拠っているということを皆さんはご存じですか。 コバルトのほとんどはコンゴ民主共和国で採掘されていますが、この身体に悪影響を及ぼすといわれるコバルトの採掘に、コンゴ民主共和国内で多くの子供たちが駆り出されています。もちろんこの奴隷労働は報道され問題となっています。レアメタルは中国で採掘されています。採掘は少数民族の奴隷労働に拠っています。このような採掘によって得られた原料によって作られたリチウムイオン電池のEV車をサスティナブル社会の象徴のように扱ってよいのでしょうか? ユニクロの中国・新疆ウイグル自治区産の綿の使用を問題視するのと何ら変わりはないのです。

3 メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが危険というのはデマ?
 遺伝子組み換えの大豆などの遺伝子組み換え食品は具体的な危険因子については明らかではないにもかかわらず、絶対に安全とは言えないという理由でほとんどの日本人は食べません。しかしその絶対に安全とは言えないという理由で10数年に渡って認可されてこなかった遺伝子組み換えワクチンは我先に接種しています。数年後の治験データが未だ全く無いのに、日本の大臣はデマだと叫んでいます。
 今月の24日に、常識ある国内の医師390人と地方議員60人がワクチンの安全性に懸念を訴えて、連名でワクチン接種の中止を求める嘆願書を厚生労働省に提出しました。

4 大谷翔平は我々と同じ人間か?
 最後に米国のプロ野球の常識を崩壊させた凄いことをやり続けている大谷翔平に賛辞を送り、これからも米国プロ野球の常識を崩壊させ続けて、我々に夢を見させてください。

 

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