税理士法人SKC

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大腸に悪性腫瘍が・・・

21.11.28 | 堺俊治の独り言的情報

C19ウィルスも、日本ではやっと克服できそうな様となって、いよいよ多くの束縛から解放されるかと明るい気分になっていたところ、私に個人的に災難が降りかかってきました。

 先月なんとステージ4まで進行した癌が私の大腸に見つかりました。前から癌の宣告を受けたらどうするか、癌に対してはどう対応するべきかなどと自分ではかなり考えていたと思っていましたが、いざその時が来ると、自分にはいろんな選択肢があるはずだったのに、担当の医師から指示されるがまま手術まで進んでしまいました。だからと言って、この選択を後悔しているという訳ではありません。かかりつけのクリニックからの紹介の病院で10月の半ばに大腸の内視鏡検査を受けました。かかりつけ医に7月受診した健康診断の結果表を見せたところ、それを見た医師が直ぐに大腸検査をした方がいいと言い、専門病院への紹介状を書いてくれました。その結果思いがけずステージ4まで進んだ大腸癌が見つかったわけです。そこから、入院、手術、退院までは、およそ1ヶ月の出来事でした。かつては、癌の宣告は本人には避けて、身内から告げるということが一般的な時代があったと思いますが、今では、本人に画像を見せながらあっさりと「これは、癌に間違いありません」と告げられます。この変化は、癌治療の進歩で、癌による致死率が下がったことが、癌=死というかつての意識に大きな変化を生じさせている現れだと感じました。実際に癌宣告を受けた私もひどいショックを受けたかと言われると、ショックはありましたが、どちらかと言えば、「とうとう来たか、参ったなぁ」と言った反応だったように思います。祖母、父、母がそれぞれ胃癌、喉頭癌、乳癌に罹患しましたから、いつかは私にも来るとの思いはありました。ただ思っていたより10年近く早くなってしまった感があります。おかげでまだまだ先だと思っていた終活がとても身近なものになりました。
 今回の発症の為、多くの方々からご心配と応援いただきました。実際にはこの皆様方には、この間多くのご迷惑をおかけしています。周りの方々から心配していただいたり、勇気づけをいただくことがとても嬉しいことも、自分がこの立場になってみて大いに感じることが出来たことです。
 今週も火曜から土曜日まで、入院して抗癌治療に入ります。今のところ肝臓への転移だけのようですが、医師からは楽観的な言葉は聞かれません。3ヶ月ほど抗癌治療をしてから、肝臓の癌細胞摘出手術を行う予定で治療を続けています。暫くは皆さんともお会いする機会が無いかもしれませんが、上手くいけば、来年の6月あたりからは快復して平常時の生活へ戻る予定でいますので、よろしくお願いします。

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