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スーツの胸ポケットは、なんで付いてる?…大橋です。

10.11.12 | 事務所通信

つい最近まで、
ノーネクタイでうちわを扇いでいたものですが
急に気温が下がり、
スーツを着込みネクタイの意外な暖かさにほっとしているこの頃です。
さて、このスーツですが、
よく見ると
「これ、そういえば何のために付いてるんだろう?」
というような装飾が色々ついています。
















寒くなってきました。

つい最近まで猛暑だ猛暑だと言いながら、ノーネクタイでうちわを扇いでいたものですが
急に気温が下がり、慌ててスーツを着込みネクタイの意外な暖かさにほっとしているこの頃です。

さて、このスーツですが、よく見ると
「これ、そういえば何のために付いてるんだろう?」というような装飾が色々ついています。
たとえば、左胸についている胸ポケット。

パーティなんかでは、オシャレな人がハンカチ(?)を差し込んだりしていますが
普段はまったく使いません。

何のためについてるんだろう?
ただの飾りなのかな?

そう思って調べてみると、実はこの胸ポケットは大事な意味があったそうです。


スーツの歴史をひもといてみますと
スーツの起源は、第一次世界大戦中のイギリスの兵隊さんが着ていた
「ラウンジコート」というものが始まりだそうです。

つまり、今わたしたちが着ているこのスーツ、実は軍服だったのですね。

軍服は機動性を重視するため布で作られていましたが、心臓のある左胸はせめて厚くガードしたい。
ということで、左胸にポケットを作り、そこに鉄板を忍ばせていたそうです。
これで銃弾が左胸に当たっても、心臓直撃の危険から少しは免れる、といった感じです。
いやー、機能的ですねぇ。


他にもスーツには、軍服のなごりがあります。

おもしろいところでは、スーツの袖のあの謎のボタン。
これも全く意味がわからない装飾ですが、これを考案したのはなんとあのナポレオン。

ロシアに遠征した際、兵士が極寒の中で垂れた鼻水を、ゴシゴシ袖口でぬぐっていたそうです。
当然、袖はテッカテカになってしまいます。
これを汚く思ったナポレオンが
「袖にボタンつければボタンが邪魔で鼻水ぬぐえないだろう!」
と、あの位置にボタンを付けさせたそうです。


話が脱線しますが、ダッフルコートやトレンチコートも元々は軍服だったそうです。
「トレンチ」に至ってはそのものずばり「※塹壕」という意味。
生地は防水性に富み、湿気が多い塹壕の中で兵士が活躍できるように開発されたものでした。
※塹壕(ざんごう)は、戦争で歩兵が砲撃や銃撃から身を守るために使う穴または溝。

トレンチコートには肩に謎のボタン留めがついていますが
これも双眼鏡や水筒をひっかけておくために付けられたものだったそうです。

ビジネスの戦場では無駄のように思われる装飾ですが
実際の戦場ではなくてはならない装備だった、ということです。


これからますます寒くなり、コートを羽織りはじめると思いますが
この装飾には、そんな歴史があったのだと思って見てください。

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