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経営改善に役立つ!重要指標の価値をさらに高める3つの手法!【後編】

22.05.06 | 【代表コラム】

新茶の香りに心なごむ季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、税理士を超えた経営のパートナーであるSS総合会計では、決算書が読めるようになり経営を改善したいとお考えの経営者様のお役に立つべく【決算書】にまつわるコラムをお送りしております。ついに今回で完結!ぜひご覧ください。

これまでのコラムで、決算書を紐解く5つの指標(①固定費生産性②労働分配率③総資本経常利益率(ROA)④当座比率⑤自己資本比率)がお分かりになったと思います。そして前回は、それら指標を使って分析する上でさらに有効な手法として『手法1:連年比較財務諸表を作って指標を過去10年間並べてみる!』『手法2:部門別損益計算書で不採算部門を洗い出せ!』をお伝えしました。 今回は『手法3:予算を策定して目標管理をしていく!』をお送りします。

《目次》
1.手法3:予算を策定して目標管理をしていく!
2.まとめ

1.手法3:予算を策定して目標管理をしていく!

最後となる3つ目ですが、予算数字を作成して目標管理していくことです。現状分析が十分にできたら最後にやるべきは未来を作ってPDCAを回していくことです。5つの指標を分析してあるべき指標が明確になったら、それに向かって未来の決算書を作ることが大切になってきます。過去会計ではなく未来会計です。社長のビジョンに基づいた目標数値を策定すると、自然とやる気に満ちてきます。なぜか?それは数字をもって未来のビジョンが見えるようになるからです。それをもとに毎月予算と実績を比較をすると、自然と数字がついてくるようになります。安心して経営ができるようになります。面白いことに予算実績を比較していくとだんだん前期のことは気にならなくなります。前期比較は現状の分析をするにはいいやり方なのですが毎月では飽きてしまいますし効果が薄れてきます。それよりも予算にあとどれだけ達成していないのか、達成するためにはあと何をしないといけないのかを毎月考えアクションプランをブラッシュアップさせるほうが経営にとってプラスに働いてくるのです。最後は是非皆さんにここまでやって頂きたいと思います。

2.まとめ

いかがだったでしょうか?決算書の読み方が良くお分かりになったのではないかと思います。一般的に提唱されている決算書の見方ではなく、中小企業の経営改善を数字をもって実際に行っている私たちだからこそ伝えることのできる決算書の見方をお伝えしてきました。中小企業の経営に役に立つ5つの指標やそれを役立てるための3つの手法を是非皆さんの決算書を使って実際に活用してみて頂けると幸いです。

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