斉藤会計事務所

そうだ善光寺に行こう

22.05.11 | 事務所記事

牛に引かれて善光寺参りということわざを知っていますか?
これは思わぬ他人の誘いで、物事が良い方に向かうことを意味します。
欲深い老婆が牛に布を取られて追いかけ、善光寺に到着し、信心深く変わって極楽往生を遂げたという昔話がこの由来となっています。
このことわざに出てくる善光寺が最近注目を集めていることを皆さんはご存知でしょうか?

長野県長野市にある日本最古といわれる仏像を祀る誰もが一度は聞いたことのある有名なお寺。それが善光寺です。
最近この善光寺の名前をよく耳にします。
というのも令和4年春に7年に1度の御開帳という盛儀が行われるのです。
善光寺の御本尊である「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」は絶対秘仏として、御宝庫に安置されており住職でさえお姿を見ることはできません。
その御本尊の身代わりとして鎌倉時代に「前立本尊」が造られました。
この「前立本尊」が7年に1度、御開帳の時だけ、本堂に遷座され特別にお姿を拝むことが叶います。
今年の御開帳の期間は令和4年4月3日から6月29日の間の88日間。この期間には日本全国からたくさんの人々が長野市を訪れます。筆者の知り合いにもGWの間に行ったという人がちらほら。又、お寺に向かう長い参道に並ぶお店をぶらぶら見て歩くのも楽しいものです。東海地方からは車でも4時間ぐらいはかかりますが行ってみる価値はありますよ。

皆さんがよく知っている、この長野市の善光寺。これは信州善光寺という一つの無宗派のお寺。信州善光寺以外にも日本全国にはたくさんの善光寺が存在します。
もともと信州善光寺は644年に創建され、それが平安時代末期に善光寺信仰が全国に広がり、鎌倉時代に各地に善光寺というお寺が増えたということです。
その一つである岐阜県関市にある関善光寺も御開帳ということでライトアップイベントもあり、行ってきました。




牛に引かれて善行寺参りの意味を考えると、毎日の生活の中で、行きたくない飲み会の誘いや友達の付き添いで誘われた余り興味のないコンサートや講演会も行ってみると、案外いい出会いやいい音楽、考えに出会えるかもしれません。

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