22.05.25 | 暮らし・人生にお役に立つ情報

核家族化が進んでいることに加え、長寿化により高齢の兄弟間での関係が希薄になっている事情が影響し、さらには、“お一人様”やお子さんのいない夫婦が増えている実情を踏まえ、遺産相続・遺産整理手続きのご相談が増えてます！

故人の遺産相続に関する手続は、その法定相続人が妻・子供になるのか、それとも親、兄弟姉妹・甥姪かにより相続手続きの煩雑さが異なります。

また、遺言書が有るのか、遺言がある場合は遺言の中で遺言執行者が指定されているか、遺産の概要を把握できているか、法定相続人間で遺産分割の合意は容易に得られそうか…等様々な要因によって、想像以上に複雑で手間がかかるのが相続手続きです。


遺産相続手続きに必要な書類として、戸籍謄本等を本籍地のある市区町村役場に請求しなければなりませんので、本籍地が遠方だったり、転籍を繰り返していると、それだけで相当な手間と負担を強いられます。

あらかじめ遺産内容を掌握できていれば良いですが、負債の有無を含め、遺産の調査が必要となるケースも多いです。
特に金融資産については、故人が口座を持っていそうな金融機関に対して、個別に預貯金口座や証券口座の有無、取引履歴や残高を照会する必要があります。

故人名義の預貯金口座が見つかれば、金融機関ごとの所定の相続届出用紙と必要書類を揃え、口座の解約払戻手続きをすることになります。


金融機関の手続きは、平日の日中に各金融機関の窓口での手続きとなるため、平日働いている方やご高齢の方には、結構な精神的・肉体的・時間的な負担のかかる作業になります。

 

また、親族関係が希薄になっている中で、故人との関わりの有無・強弱も含め、法定相続人間で必ずしも良好な関係が築かれているとは限りません。

この場合、最も大切なことは相続人間での無用な確執や対立を生じないようにすることで、そのためには、“初動”が肝心と言えます。

疎遠だった法定相続人に対し、遺産相続・遺産整理手続きへのご協力のお声掛けをする際、話の切り出し方やアプローチの仕方を間違うと、手続きが途中で頓挫したり遺産争いに発展する可能性もあるからです。



そこで、まずは遺産相続・遺産整理手続きを得意とする法律専門職にご相談されることをお勧めします。

故人の相続手続きについて、いつから始めるべきか、まず何から手を付けるべきか、他の法定相続人にはいつどのような手段・内容で連絡をするべきか、手続き完了までどのくらいのスケジュール感で考えておくべきか、相続税の申告は必要になりそうか、注意すべき点は何か・・・などについて、この分野に精通した法律専門職に最初に相談をしておくと、手続きが無駄なくスムーズに進められますし、何より安心できるでしょう。


ご相談の中で、ご自身でできる部分と法律専門職に依頼した方が良い部分とを区別し、事前にお見積りを貰った上で、部分的にでも専門家に依頼するのも良策でしょう。



★ 遺産相続・遺産整理・遺産分割に関する諸問題については、20年超の実績のある宮田総合法務事務所にお気軽にお問い合せ下さいませ！