斉藤会計事務所

手話

23.02.01 | 事務所記事

こんにちは 斉藤会計事務所です。
最近ハリウッド映画やテレビドラマの影響から若い世代に手話が注目されていることをご存知でしょうか?
今回は知っているようで知らない手話について調べてみました。

まず手話とは、手や指・顔の動きを使って表現する視覚言語の事を指します。

日本で現在手話と呼ばれるものは二種類あり、一つは日本手話=ろう者同士のコミュニケーションの手段として使われている独自の文法体系をもつものと、もう一つ日本語対応手話=話す言葉の一語一語に手話単語を合わせ、主に中途失聴者や難聴者が使うものとがあります。

どちらも単語は同じですが文法が違う為、日本手話と日本語対応手話で話しをすると内容が伝わらないこともあるそうです。 

ところで、手話は世界共通言語であると思われがちですが、先で述べた二種類は日本でのみ通用するものです。国ごとに独自の手話があり、その数は126種あると言われています。

例えば、日本の手話で親指を立てると「男性」を意味しますが、アメリカでは「いいね」を意味し、小指を立てると日本では「女性」ですがタイでは「友情」を意味し、正しく伝わりません。 

では海外の方とのコミュニケーションはどのようにするかと言うと国際手話が用いられます。国際手話は各国の手話を基にして人工的に作られた言語です。

ちなみに韓国のアイドルグループBTSが、ある楽曲の振り付けに国際手話を取り入れ話題になったそうです。



ここ数年、手話通訳者がテレビ画面に登場する機会が増えてきました。

過去の災害時の教訓から同時通訳の必要性が叫ばれ徐々に理解が深まった結果であり、また新元号【令和】の発表の際に通訳がついたことに対し、ろう者の方々は感慨深かったと仰ってました。

手話への注目が一時的なブームにとどまらず、ろう者の方々にとって良い変化をもたらすものになればと思います。

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