斉藤会計事務所

どちらの五月晴れを使っていますか?

23.05.25 | 事務所記事

5月になると「五月晴れ(さつきばれ)」と言う言葉を耳にします。
現在では5月のよく晴れた日という意味で使われていますが、本当は使われるタイミングが異なる言葉である事をご存じでしょうか?

「さつき」は旧暦の5月の呼び名で、新暦の6月から7月頃の梅雨の時期に当たりますので、
五月晴れ本来の意味は「梅雨の合間の晴れた日」と言う事になります。
俳句でも夏の季語として使われます。

しかし、時代の流れとともに五月晴れは字の通り「ごがつばれ」と呼ばれ、
「5月のよく晴れた日」と誤った意味で使われるようになった為、この誤用が定着していきました。
今はどちらの「五月晴れ」を使っていても間違いではありませんが

本来の意味で用いる場合を「さつきばれ」、新しい意味で用いる場合を「ごがつばれ」と使い分けしてみてはどうでしょうか?

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