15.07.30 | 断捨離

最近取り上げられている「ブラック上司」。
ブラック上司が横行している企業・・・となれば企業体質、評価さえ危ぶまれます。
そう呼ばれてしまう彼らは優秀な人材であることが多く。
経営者・事業主として、無視できぬ問題ではないでしょうか？

前回に続き、「ブラック上司」について取り上げていきたいと思います。
　　厚労省では労働者保護、離職率の低下防止などの観点から今年5月より
　　「ブラック企業」対策、労働基準法違反などでの書類送検企業の社名公開から
　　是正勧告を受け改善の兆しが見えない企業についても社名公開を決めました。
　　経営者として何も恐れることはないものの・・・
　　近年パワハラと呼ばれるように上司の言動、部下のとらえ方が注目されている
のも事実。
　　長として、知らないでは済まされません。

　　優秀な社員が一点してブラック上司に。
　　企業の生産性向上に貢献したきたはずが一転、企業を脅かす存在に？！
　　
　　新たな役職・役割への理解・認識不足が一番の要因ではないかと思いますが
　　いかがでしょう？
　　今まで担ってきた企業内での立ち位置から離れ、違う立ち位置につくということ。
　　　これが昇進、昇格（その逆もあり）。
　　　頭で理解しているつもりでも、言動が伴わない。与えられた権力・地位を真に
　　　理解できていない。
　　　錯乱状態であるように思われます。

　　　
　　　自己の立ち位置、求められる、すべき役割を把握すること、すなわち俯瞰力。
　　　この力が備わった人材を要所に配置したい、それが経営者の希望でもあるでしょう。

　　　そんな能力を持った人材の見分け方。
　　　
　　　私なら、デスクを見ます。
　　　デスク周りが仕事のしやすいように考えられていること。
　　　整っていること。
　　　デスクにはその人の仕事への姿勢、取り組み方、もっと言ってしまうと
　　　生き方さえも読み取る材料がそろっています。

　　　・仕事を効率よく行う工夫
　　　・現状を把握する力
　　　・先を見通す力
　　　・全体との協調性、調和
　　　・自分自身の捉え方　　　　　　　等々

　　　この小さな限られた現象を活用してはいかがでしょう？

　　　「仕事はできる。企業貢献もしている。でも・・・身の回りの様子は・・・」

　　　その人なりの姿の表れに未来のブラック化が見え隠れしています。
　　　これを活用しない手はありません。

　　　ということは、未来の優秀な役職・幹部の育成も難しくはないということ。

　　　現状を把握し、未来を見通し、俯瞰する力。
　　　今、欠けているとしても、断捨離を、まずはデスクの断捨離から取り入れることで
　　　必ずそういった能力が強化され、ブラック上司なんて呼ばれることない優秀な
　　　人材へと成長されることでしょう。

経営者にできること。すべきこと。
ブラック上司を誕生させないこと。

大がかりな研修なくしても　日々のこうした身近な意識改革で効果を発揮できると
思うのですが・・・・いかがでしょう？


もし、あなたが「私のデスクもまだ・・・」と思われるのでしたら
すぐに始めましょう。
ものごとのはじまりに遅すぎるということはありません。まずはあなたがお手本を！

　　
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