テントゥーワン税理士法人

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ヘアサロンに必要なホスピタリティ

13.12.08 | 業種別【美容業】

「ホスピタリティ」とは、
「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。
特にサービス業でよく使われております。

今回お話を聞いたのは、東京都江戸川区にあるヘアサロン「V」。
同店は美容室本来の髪の毛の施術を中心としたサロンです。
着付けなど髪の毛以外のオーダーが入った場合は、
外部から応援の技術者を招いて対応しています。

となりのヘアサロン

以前はトータルビューティ的な
メニューを導入したこともありましたが、
アシスタン卜制を廃止して、
全員がスタイリストになってからは、
髪の毛の施術に専念する方向にシフト。
完全予約制のヘアサロンへと移行しました。

今でこそうまく循環するようになりましたが、
8年前に予約制を導入し、
3~4年は混乱していた時期もありました。
あやうくダブルブッキングになりかけたり、
入っていると思っていた予約が、
数日前にキャンセルになっていたり。

完全予約制が定着してからは、
目立った問題は起こりませんでしたが、
スタッフの手間やより円滑に予約を行えるよう、
2012年3月にパソコンのシステムを入れ替え、
いつでもどこでもパソコンやスマートフォンなどで、
予約表をスタッフもお客様も閲覧でき、
好きなときに予約を入れることができるようになりました。

それにより予約時間が過ぎているのに、
お客様をお待たせするということがなくなり、
みんなが同じ予約表を見ているので、
ダブルブッキングなど
間違いを起こすことはほぼなくなりました。

また、そのシステムはレジにも対応できますし、
カルテを見ることもできます。
レジ前が混むこともなくなるなど、
それにより、あらゆる局面でお客様を
お待たせすることが少なくなったのです。

「ホスピタリティ」を重んじ、パソコンの新しいシステムを導入。
お客様へのサービスを充実させることができたという例です。

ヘアサロンでは
まだまだ導入していない店舗がありますが、
お客様が次の予約をとりやすくなる、
新規のお客様が気軽に予約できるなど、
営業面でもシステムを導入したメリットがあったようです。


次回の「となりのヘアサロン」は
「初回カット料金3万円にどう近づけるか?」をお届けします。


【記事提供元】
サロンオーナー2013年8月号(理美容教育出版)

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