税理士法人西川会計

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「図書館の自由に関する宣言」  山田 大介

15.12.02 | 社員リレーコラム

皆さんは図書館を利用していますか。

紀元前から知識の収集、保管、継承のために
世界各地で図書館が設立されてきましたが、
庶民が図書館を自由に利用できることが一般的になったのは、
グーテンベルクが活版印刷の技術を発明してからと言われています。
それまでは一部の貴族や知識人だけが利用できる施設であったり、
有料の施設が多かったようです。

昔から知識が集まるところとして重要視されていましたが
最近は図書館に行かなくとも、
インターネットを通して膨大な知識を手に入れられるようになったためか
自治体の図書館などは、本や図書館という特別な空間をきっかけに
市民がコミュニケーションをはかる施設としての
性格を重要視していることが多いように見受けられます。

知識の集積所として存在してきた図書館ですが、
戦争中は国民の思想をコントロールするための機関として
存在したことがあります。
その反省を踏まえ、図書館の全国組織である公益社団法人日本図書協会では
昭和29年に図書館の自由に関する宣言を策定しています。
この宣言を目にした人が図書館戦争という、
映画化もされた人気小説を執筆しました。

宣言の全文は長いので、Wikipediaに掲載されている
短くまとめられたものを転載します。

”図書館の自由に関する宣言(抄)

図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。
この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。

第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての検閲に反対する。

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。”

前述のように、現代ではインターネット等で膨大な情報を入手できるため、
図書館が言論統制に利用されることは、まず無いと思いますが、
多様な知識を入手できる場所として、いつまでもこの姿勢を貫いて欲しいと思います。

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