小林修税理士事務所

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海外出張精算。どの為替レートを使って精算する?

14.03.02 | ビジネス【税務・会計】

ソチ五輪で盛り上がったこの冬ですが、
近年は各企業とも、
海外出張を伴う業務が増えてきました。

もちろん海外では
現地通貨で支払いをするものの、
その精算は日本円となります。

利益を上げる税務・会計

ここで問題となるのが、
その際にどの為替レートを使って
精算するかということです。

為替レートには、
一般的にメディアで日々公表されている
TTS(外貨の買値)、TTM(仲値)、
TTB(外貨の売値)に加え、
空港や街中にある外貨両替専門店、
さらにはクレジットカードの為替レートなど、
実にさまざまな金額が存在します。

法人税上は、取引日の仲値としていますが、
現地で使った経費をその日の為替レートで
計算するのは極めて煩雑ですし、
出張者はそもそも仲値などで
外貨に両替することなどできません。

そこで実務的には、
外貨の現金に両替した場合には
その両替時のレートで、
クレジットカードを使った場合は、
クレジットカードの利用明細に記載されている
レートを用いて精算を行うのが一般的です。

出張旅費の精算時には、
現地の領収書に加えて、両替時の明細書、
クレジットカードの利用明細書のコピーを
添付してもらうといいでしょう。


次回の利益を上げる税務・会計は
「電子マネー」をテーマにお届けします。


[記事提供]

(運営:株式会社アックスコンサルティング)

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