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中期経営計画」を作成して、“未来”を創りましょう

16.11.22 | 事務所情報

 中小企業の経営は依然として厳しい環境にあります。国税庁の統計によれば、約7割の企業が赤字だそうです。皆さんの会社は赤字ですか?それとも黒字ですか?これまでに、私が「中期経営計画」をお手伝いした企業の約8割が現在も黒字経営をされています。それは何故かと言うと「未来」に軸足を置いて中期経営計画を立てているからです。そこでまず「未来に軸足」とは何かを説明しておきますね。

 企業の会計と言えば、決算や税務申告を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?これは、社外の利害関係者に財務状態を報告したり、公正な納税をするために必要な業務です。このような義務的に処理される会計を「制度会計」と言われています。

 ところが会計は、もう一つの側面として「経営者の意思決定をサポートする」を持っており、経営者の意思決定がどれだけ実現出来たかを計る機能として「管理会計」と言われています。“未来”を創るためにこの管理会計をベースに社長が立てた中期経営計画を実現し、強い会社づくりをお手伝いすることで黒字化さらには収支分岐点越えを果たしていけるのです。

 私は、中期経営計画を立案するときに必ずする質問があります。「あなたの会社の未来は明るいですか? それとも暗いですか?」 これをいまお読みの皆さんにもお尋ねしたいです。いかがでしょう?

 きっと「明るいよ!」とか「暗いな!」とか思われたと思いますが、それは実はあなたの未来ではありません。単なる経営環境による「時代の潮流」を読んだにすぎません。

 よく「経営計画を立てましょう!」と言うと「そんな先のことは分からないから計画が立てられないよ!」とか「予測が立たないよ!」とか言われます。これは完全に間違いです。これか経営計画ではなくて経営予測をしているだけです。(天気予報みたいなものですね。)

 私がご提案している「未来を創る」とは、近い将来少し先の将来において、我が社がどうありたいか、どのような状況になっておくべきかを「人」の問題、「物」の問題、「資金」の問題を個別にそして統合的に検討して、今からの未来のために今日何を意思決定をして、どのように変革を起こしかと言う意図を持った行動計画を立案して、実践して、その結果を評価検証しながら、確実に変革を起こしていくことです。

 ヘーゲルの言葉に「人間は、価値ある目的を持ったときから、その人の人生のあらゆる出逢いが、価値あるものになってくる。」と言っています。最近の流行の言葉では、「引き寄せの法則」とも言われます。

 中期経営計画を立案して、“未来を創る”と決めることで、たくさんの出来事は価値あるものとなり、一つとして無駄なものはないようになり、毎日の企業経営がエキサイティングで楽しいものとなります。

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