21.10.11 | 経営全般

■ バブルが続く米国ハイイールド債
　債券投資で６％利回りを目指すには

こんにちは。
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長が
注目の講演で景気刺激に前向きで金融刺激政策を
維持するハト派への転向が見られました。

今後の資産買い入れの縮小タイミングとペースは
金利のリスクオフのタイミングに関する直接的な
サインを伝えることはありませんでした。

このままの金融政策が維持されるのであればS&P500もまだ買っていってもよいライン
ではあります。

アメリカの労働市場、新しいビジネスビザ取得の件数などが大きく跳ね上がっており、
非常に強い景気になっています。

さて、中国のハイテク株に関しては、KWEB毎日のファンドのフローを見ると、流出から流入に
転じています。投資家は安い価格を好んでそれでも投資にチャレンジをしているようです。

中国IT株のファンド等を保有している人は短期的にマイナスになっているかもしれませんが、
今が底の可能性もありますので長期保有も考えられます。日本株等も持ち直しました。


■ 好景気、低インフレはいつまで続くのか

さて、景気とインフレ率によって有利な資産配分が変わってきます。

1.　高い経済成長と高いインフレーションの場合、
米国の不動産、世界の不動産、世界のインフラなどがアセットとして強く、株にも投資ができ、
政府債券や投資適格債などは分が悪くなります。

2.　低い経済成長と高いインフレーションの場合、
インフラ、不動産への投資はよく、政府債券や投資適格債などにも投資ができ、株は弱くなります。

3.　高い経済成長と低いインフレーションの場合、
株、インフラへの投資が強く、不動産にも投資ができ、政府債券や投資適格債などは
分が悪くなります。

4.　低い経済と低いインフレーションの場合、
どれも利回りが期待できませんが、政府債券や投資適格債、インフラなどが相対的によく、
世界の不動産への投資ができ、株や不動産は分が悪くなります。

今のところ３のシナリオですが、１や２に転換する可能性もあります。
その場合、債券と株への投資が厳しくなり、バブルが一気に崩壊するリスクもあるでしょう。


■ 債券は一番割高なバブル

歴史的な低金利状態から過去に高いクーポンで発行をしている社債を早期償還する発行体も
増えています。
ただし、次の投資先を探しにくくなっています。

債券は満期まで保有すれば、100で戻り、固定金利で利息がもらえます。
しかし、多くの社債がオーバーパー（価格が額面を上回る状態）で取引されています。

利率の高さからその利子で償還差益を埋め合わせられたらよいと判断すれば
購入する投資家も出てきます。

続きはこちらからお読みいただけます。
https://100mylifeplan.com/2021/09/11/colume-77/

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コラムを読んだり、 Q&Aで質問をすることも可能です（一部有料）。 

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★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士（国家資格）CFP®認定者。
「ホンマでっか!？TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ　http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa

書籍 
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